FTAで貿易活動を活発にする

FTA(エフティーエー)

「FTA」とは「自由貿易協定」の事ですが、何となく分かっている程度の認識という人が多いのではないでしょうか? 実際のところ、かつては「TPP」などと絡めて報道される事もありましたが、現在は国同士の貿易と言えば米中や日韓関係の比重が大きいので、どうしても「FTA」は扱いが小さくなってしまいます。それでは、詳しい解説を始めていきます。

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FTAの意味とは

「FTA」の意味は以下の通りとなります。
(1)正式名称「自由貿易協定」の英語表記「Free Trade Agreement」の頭文字で「FTA」と呼ぶ。
(2)2ヵ国や地域間における物の関税や貿易制限措置など障壁を一定期間内に撤廃や削減をする協定の事。サービスや投資にも枠組みが拡大され、政治や経済で参加各国に大きな恩恵がある。
(3)世界各国や地域がそれぞれ独自に結ぶ貿易協定が「FTA」で、その中には北米自由貿易協定「NAFTA」やヨーロッパ連合「EU」なども含まれる。日本の「FTA」の現状は、シンガポールやタイやベトナムなどと密接な良好関係から締結している。

諸外国との間で、従来の貿易障壁を取り除き自由な取引活動とその協定を自由貿易協定「FTA」と言います。どの国も国内だけではグローバル化に対応できないので、そこで市場拡大や経済活性化などの経済的メリットと、協定を結ぶ友好や信頼関係からの政治的メリットの双方を得られ一挙両得の側面があります。当初は、モノ全般での協定でしたが、今では投資やサービスや人材に政策協力など多岐に渡って取引が進められています。2019年11月時点で、日本の「FTA」はシンガポールやベトナムなど東南アジアを中心に17ヵ国・地域と締結し、世界的にはEUやNAFTAを含めると300以上の数になります。これだけメリットが大きい「FTA」ですが、最近はデメリットも浮き彫りになりつつあります。資本主義や自由貿易も所詮はパイ(市場)の取り合いなので、本質的には最終的に息詰まるという前提があります。また、自国が少しでも劣るのは他国に任せ、自国が有利なのは他国に売るという基本的には従来と何ら変わりないやり方なので、これは自国の弱い産業がさらに育たない・劣るという諸刃の剣でもあるからです。何より、最終的にはどんな貿易も大国が有利に進めるので、アメリカや中国が勝者となる懸念がされます。

FTAの由来

「FTA」の歴史として、1990年以前は世界規模でも僅か21ほどの締結しかなかったが、2000年代に入ると世界的な貿易自由化の流れに乗って急激に増えていき、短期間で200を超えるほどのブームになりました。日本だけの「FTA」に絞ると、2002年11月にシンガポールと初めてFTAを締結させてからは年々増えていき、その後は東南アジア各国だけでなく、カナダやメキシコやオーストラリアとの環太平洋パートナーシップ「TPP」も発行するほど増やしていきました。

FTAの文章・例文

例文1.FTAは友好国と容易に締結しているが、利用率が低い問題も隠されている。
例文2.FTAによって、世界各地の自由貿易が進むのはメリットだけでないと覚えておくべきだ。
例文3.日本にはFTAによって、東南アジアから豚肉や牛肉が多く輸入され、これによって消費者は安く購入できる。
例文4.FTAの中でもTPPなど巨大地域や複数国と連携するものをメガFTAと言う。
例文5.日本人に関心があるFTAは、アメリカとの日米FTAだけだろう。

「FTA」を補足するような解説の文章例です。

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FTAの会話例

  • 質問者アイコン

    消費税が上がったけど、FTAのおかげで外食も据え置きが多いよね。

  • 回答者アイコン

    あっ、やっぱりそういうカラクリなんだ。最初不思議だったんだよね。だって、外食は10%になったよね。

  • 質問者アイコン

    自論でもあるから間違いかも知れないけど、消費税が上がっても、安く食品輸入できるなら、結果として増税でも据え置き・安いアピールができるからね。

  • 回答者アイコン

    確かにどうせなら、税金8%のままですと謳っている方が、消費者の味方な感じがして、応援したくなって入店しちゃうよね。でも、実はFTAという大きなメリットがあったからなんだね。

「FTA」による恩恵で、飲食店は安い価格を維持できるのではという会話です。

FTAの類義語

「FTA」の類義語には、「EPA」「TPP」などの言葉が挙げられます。

FTAまとめ

「FTA」とは正式名称「自由貿易協定」で、2ヵ国や地域間における物やサービスなどの関税や貿易制限の障壁を一定期間内に撤廃や削減をする事です。「FTA」はとても大きな枠組みなので、EUやTPP(環太平洋パートナーシップ)も含まれ、現在でも300以上も締結されている。デメリットなど弊害もあるが世界的な自由貿易の流れから、今後はさらに増えていくと予想される。

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