齷齪した状況

齷齪(あくせく)

余りお目にかかることのない熟語ですが「あくせく」と読みます。言葉としては使うケースも多いですが、漢字での表記となるとすぐに字が浮かんでこないという方も多いのではないでしょうか。それでは、どのような意味でどのような使われ方をする事が多いのか、ここでは齷齪の例文や類義語と共に解説します。

齷齪の意味とは

齷齪と書いて「あくせく」と読みます。こせこせすること、気が小さくて細かいことにこだわる、目先のことにとらわれて、気持ちが落ち着かないさまなどの意味です。仕事に熱心でせかせかと落ち着きなく仕事をする場合にも使います。仕事に熱心な部分ではなく、せかせか仕事をする様子に重点を置いた使い方で、余りいい意味で使われることはありません。

齷齪の由来

どちらの漢字も歯の細かい様子を表しています。「齷」は右側の「屋」が音を表し「あく」と読みます。「齪」も右側の「足」が音を表し「そく」と読みます。「齷齪」で「あくそく」と読みますが、そこから転じて「あくせく」となりました。歯の細かい様子を表す漢字を並べて、歯が細かい意味から、気持ちがせかせかする。気持ちが落ち着かないなどの意味になりました。室町中期の百科事典壒嚢鈔(あいのうしょう)や江戸時代の川柳誌雑俳・筑丈評万句合に登場します。

齷齪の文章・例文

例文1.毎日齷齪働いている
例文2.どうでもいいことに齷齪しないほうが良い
例文3.こんなことで齷齪しても時間の無駄だろう
例文4.いくら齷齪働いても楽にならない
例文5.すぐに齷齪する性格は直したほうが良い
気持ちが落ち着かないまま仕事に励んでも、余り良いことはないようです。つまらないことにこだわって、あれやこれやと悩むのも同じですね。仕事をするなら、齷齪ではなくて、しっかり先を見据えて計画を立てて働きたいものです。つまらないことにも、齷齪しないで、無視するぐらいが良いようです。

齷齪の類義語

齷齪の類義語としては、「あわただしく」や「せっせと」などが、落ち着きのない様子や働く様子から類義語といえます。「なりふり構わず」も近い言葉ですね。

齷齪まとめ

どちらの漢字も常用漢字ではなく、かなり難解で、すんなり読める方は少ないのかもしれません。どちらも「はへん」で歯ご細かいことを表していますが、それぞれ単独で使われることはなく、2つ合わさって初めて意味を持つようです。齷齪働いてもしようがないのかもしれませんが、齷齪働かなくても良い世の中になって欲しいものです。

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