高飛車な言い方をする男性

高飛車(たかびしゃ)

「高飛車」は、将棋用語の中でも最も有名な一つで、日常的にも使われる事が多い言葉となっています。ですから「高飛車」の意味を理解している人も多いですが、その反面で元となる将棋用語の方の意味は、きっと知らないと思います。それらも含めて、詳しい解説をさせて頂きます。

高飛車の意味とは

「高飛車」の意味は以下の通りとなります。
 (1)将棋における戦法の一つである”浮飛車”を「高飛車」とも言う。
 (2)相手を押さえ付けようと、攻撃的や高圧的な態度・言動を取る事。
 (3)相手が弱い、実力がないと判明すると、途端に上から目線で強気になり、失礼な態度を見せる事。
「高飛車」は高圧的や攻撃的な態度、失礼な人に対して使う言葉ですが、元々は将棋における戦法の一つである「浮飛車」(浮き飛車)です。これは、飛車を高い位置に配置する攻撃的な戦い方で、これが高じて後に(2)や(3)の意味としても使われ、広く認識されるようになりました。1990年代に入ると、「高飛車」を略して「タカビー」と呼ぶのが若者を中心に流行りましたが、現在ではこのように使う人は皆無です。

高飛車の由来

「高飛車」の由来としては将棋用語で将棋の戦法となりますが、高飛車な性格など将棋以外でも使われる様になったのは、江戸時代末期頃からと伝えられています。また、江戸時代の滑稽本「古今百馬鹿」(1814年)には、「高飛車の将棊あらそひ」という一文が残されています。因みに、将棋そのものは大変歴史が古く、4世紀頃に古代インドで元となる遊戯(西洋将棋)が誕生し、その後は中国から1600年頃に日本に入ってきたとされます。

高飛車の文章・例文

例文1.高飛車な奴と陰口されてきたが、実は気が弱い性格の裏返しだった。
例文2.高飛車な女性が好きな男が意外に多いから、余計に高飛車な性格に拍車がかかるのだ。
例文3.気が強いと高飛車と勘違いされるので、大人しくしているのがサラリーマンの鉄則だ。
例文4.幼少期は高飛車で我儘でも、その後は挫折を繰り返し普通の性格に落ち着くものだ。
例文5.ワイドショーなどを観ていると、よくぞここまで高飛車な評論家やゲストを集めたと、逆に感心するほどだ。
「高飛車」は世間イメージが悪いので、そう解釈した例文となります。

高飛車の会話例

  • 質問者アイコン

    僕とあなたで、どちらが高飛車な性格だと思う?

  • 回答者アイコン

    私は絶対に高飛車じゃない。もし、私の方が高飛車と思っているなら、そんな人とは一緒に結婚生活を送れない。実家に帰って、離婚させてもらう。

  • 質問者アイコン

    ちょっと質問しただけで、そんなに逆ギレするの? それこそ、高飛車っぽくない?

  • 回答者アイコン

    そんな事はない。高飛車は高圧的な嫌な性格でしょう? 私は単に我儘なだけだから、高飛車とは一線を画しているよね。でも、我ながらちょっと嫌な性格だね(笑)

どちらが高飛車な性格か? と質問したら、奥さんに言いくるめられた男性の姿です。

高飛車の類義語

「高飛車」の類義語には、「横柄」「傲慢不遜」などの言葉が挙げられます。

高飛車まとめ

「高飛車」は元は将棋用語で、現在も専門家などは手法の一つとして使いますが、一般的には高圧的や傲慢な態度をする人に対して用いる言葉となっています。態度や言動だけで、実際に暴力などを振るう訳ではないですが、その高圧的な姿勢から周囲から嫌われたり、敵を作る性格となります。将棋用語は数多くあり、その中でも「高飛車」が一般的には最も有名な言葉となっています。

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