風説の流布

風説の流布(ふうせつのるふ)は、株取引などの投資全般において、ある特定の銘柄の株価を上げるや下げる為に、嘘に偽の情報を流す行為です。金融商品取引法に違反する不正行為で、信用毀損罪や業務妨害罪が適用される事もあります。近年はネットの普及により、TwitterなどのSNSや掲示板などを利用して、誰もが悪用できるだけでなく、意図せずに風説の流布を犯している可能性も問題視されている。

風説の流布の意味とは

主に投資の中でも株取引で使用され問題となるのが、風説の流布です。ある会社の従業員や役員などの関係者が、自社の株価が上がると嘘の情報を流す事で、株取引の売買で利益を得ようと企む行為となります。実際には株価が上がらなくても、嘘の情報を流した時点で、金融商品取引法第158条に違反する不正行為となります。
最近はインターネットの普及により、誰もが風説の流布に違反している可能性があります。厳密に言えば、掲示板などに「~会社の株価が上がる」などと書き込む事ですら法律違反になる可能性がありますが、流石に個人の適当な予想までを処罰する事はありません。しかし、逮捕や違反ではないからと、根拠のない噂や嘘を広める行為はしない事が賢明です。

風説の流布の由来

風説の流布の厳密な由来は分かりませんでしたが、風説が噂など人々に広まる意味なので、株式市場の誕生と同時に風説の流布が悪用されるようになったので、罰する法律が定められたのが自然の流れです。
噂の類語がデマや俗説や風説となり、遡ると日本では1600年頃から人々に確証なき話が広まるようになったとされています。

風説の流布の文章・例文

例文1.ライブドア事件では風説の流布が適用された
例文2.どこから風説の流布とするか判断が難しい
例文3.掲示板に書き込む事も風説の流布となりえる
例文4.株価操縦した風説の流布容疑で逮捕
例文5.風説の流布にあたると懲役2年の判決
これらが一般的な風説の流布の使い方や例文となります。普段あまり使わない言葉で使用例は少ないですが、株価を操縦して逮捕される事件などでは、聞き耳を立てていると、ニュース番組から聞こえてきます。

風説の流布の類義語

風説の流布の類義語として、「風評被害」や「流言飛語」があります。風評被害は世間からの評判などで経済的な被害となる事で、近年は根拠のない噂や事件・事故が原因となる事が多いです。東日本大震災で福島産の野菜などが売れなくなった事案などが、該当します。
流言飛語(りゅうげんひご)も同様の意味で、根拠や確証のない噂話や風評などの全般を評する言葉となります。

風説の流布まとめ

日本で風説の流布が広く認知されるようになったのは、ライブドア事件で堀江社長が証券取引法違反(風説の流布)で逮捕された事だと思います。その際には、ネット上では風説の流布が頻繁に使われ、瞬く間に世間に広まりました。

風説の流布は、本来は株価を上げたり下げる事で利益を得る事が目的ですが、最近は悪評を掲示板などに書き込むだけの自己完結型となっている点も含めて、使われるようになっています。個人が掲示板やTwitterなどに書き込む根拠のない噂ぐらいで、毎回逮捕するとキリがありませんが、それでも証券取引委員会などに監視されているのは間違いなく、だから定期的に逮捕者が出ているのです。
また、最初は単なる軽い気持ちでも、その噂が噂を呼んで、想像以上に広がってしまい世間に拡散してしまう事もあります。そこが風説やデマとなる危険性があるので、無用な事はしないべきです。あなたが、いつ、噂話の発端者となるか分かりません。

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