離農して就職するサラリーマン

離農(りのう)

「離農」を初めて知った人も、その意味はきっと言葉から理解している事でしょう。その名の通り、農業を離れる(辞める)事で、近年は地方移住なども静かなブームや人気となっていますが、田舎で農業をしたいと夢見る都会人の大半は、結局半数弱が途中で諦めてしまうのが現実です。また、若い人材などが農業に就く研修生の4割弱が同じく途中で「離農」してしまい、都会で仕事を探すようになります。この様な現実がある「離農」についての解説となります。

離農の意味とは

「離農」の意味は以下の通りとなります。
 (1)仕事としての農業を辞める、離れる事。
 (2)農業を辞めて、他の仕事を探す・就く事。
「離農」とは大きな意味としては言葉通り、農業を離れるや辞めて他の仕事を探したり、就業する事を指しています。しかし、「離農」と一言では括れないそれぞれの事情が垣間見れるのも事実です。そもそも、日本は1950年代頃からの高度経済成長期に入ると、農業離れで会社員の道を目指す人が圧倒的に多くなったのです。ですから、その頃から「離農」が進んでいたのですが、近年言葉として注目されるようになったのは、農業離れを食い止めようと地方自治体や国などが連携して、若者などへ就農者を増やそうと就労金を出すなど対策を練っていますが、現実として新規者の約35%が農業から離れてしまいます。また、そもそも現在の農業を支えているのは高齢者が多いので、今後は更なる「離農」による農業離れが進むと懸念されています。高齢化による体力限界、若者が就労続かないという二つの「離農」が同時に起きているが、その一方でロボット化やスマート化で新しい形の農業で効率化を目指す動きも見られ、今後は農業が新しいビジネスになると期待されているのも事実です。

離農の由来

「離農」の由来は不明ですが、言葉としては作家・鎌田慧氏による「工場への逆攻」(1976年)には「現在の農政は減反と離農を〜」という一文があります。2000年代に入ると、農業離れや農業後継者不足がメディアなどで取り上げられるようになり、その時に「離農」という言葉が度々登場するようになりました。

離農の文章・例文

例文1.実家は農業で生計を立てているが、その近所では離農が勢いよく進んでいる。
例文2.離農者を応援する新しいビジネスまで誕生している。
例文3.離農となるのは、時代の流れで仕方がない。かく言う私も数年前に農業を辞めて、今は東京で暮らしている。
例文4.地方から離農で農家も少なくなると、本当に活気がなくなるだけでなく、生計を立てられなくなるのではと懸念される。
例文5.離農による、田畑の荒地も問題となっている。管理する人がいなく、行政が介入するのも難しいのが実情だ。

「離農」は扱いが難しい問題なので、ネガティブな例文が多くなります。

離農の会話例

  • 質問者アイコン

    日本の農業は、将来どうなるんだろうね?

  • 回答者アイコン

    どうしたの? もしかして、昨日のテレビ番組の影響でしょう? 離農について詳しく扱っていたからね。

  • 質問者アイコン

    国産の美味しいご飯や野菜が食べられなくなったら、俺ショックだよ。外国産のお米とか、食べたくないよ。

  • 回答者アイコン

    って言うけど、いつも冷凍食品やファストフードばかり食べているじゃん。それに、心配なら農業の仕事に就けば。そうすれば、離農の喰い止めに貢献しているよね。

国産お米や野菜を食べたいとする男性、それなら離農解消で農業系の仕事に就くよう促す女性の会話です。

離農の類義語

「離農」の類義語には、「離職」「就農」などの言葉が挙げられます。

離農まとめ

「離農」とは農業を辞めて、新しい仕事で生計を立てる事です。近年は農業離れが深刻なので、若い人は成り手が少なく、現在農家の方々は高齢化が著しいです。自治体なども対策を練っていますが、新規参入者も長続きせずに辞めてしまうケースが多く、これが更に「離農」へと拍車をかけているのが実情です。

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