
遮二無二(しゃにむに)
「遮二無二」。この四字熟語、読めますか?
これは「しゃにむに」と読みます。あまり見かけることが少ないかもしれない四字熟語の1つですが、今回は「遮二無二」について詳しくご紹介していきます。
遮二無二の意味とは
「遮二無二」とは、つべこべ考えないことやがむしゃらに物事に取り組む・周りを気にせず強引に物事を進めることです。
遮二無二の由来
「遮二無二」の「遮二」とは、「二」を「遮る」、つまり1つのことに集中することで、「無二」とは、「二」が「無い」という意味で、前後の事は考えないことを指します。
また、「遮二無二」という言葉は、その言葉の意味がほとんど変わらない「差理無理(しゃりむり)」という言葉が音変化した言葉だと考えられています。
遮二無二の文章・例文
例文1.テスト3日前で遮二無二勉強しないとまずい。
例文2.怒りのあまり遮二無二歩いていたら電柱にぶつかった。
例文3.成功まで険しい道のりだが、遮二無二に突き進もうと思う。
例文4.遮二無二攻め続け、シュートを決めることが出来た。
例文5.何を言われても遮二無二前へ進んだ。
他の事を考えずに1つのことだけに集中している様子が伝わりますね。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
遮二無二の会話例
-
模試の結果どうだった?
-
うーん。第一志望校の合格判定がCだった。もうダメかもしれない・・・。
-
そんなことないよ!まだまだ時間はある!遮二無二取り組めば絶対受かるって!
-
ありがとう。
「遮二無二」は副詞として使われています。
遮二無二の類義語
「遮二無二」と関連する言葉には「我武者羅(がむしゃら)」「一心不乱」「猪突猛進」「無二無三」などがあります。
遮二無二まとめ
今回は「遮二無二」についてご紹介しました。
「しゃにむに」という音だけ聞いてもその言葉の意味は想像しずらいかもしれませんが、今回の説明で理解できたのではないでしょうか。
周りを気にせずがむしゃらに取り組むことは、チームワークなどにおいてはリスキーな行為ですが、時や場合によっては後先の事を考えずに「遮二無二」に物事に取り組んだ方がいいこともあるかもしれません。