虚静恬淡な心境で臨む

虚静恬淡(きょせいていたん)

誰しも周りに1人は、物静かでわだかまりが無く、欲の無さそうな人はいませんか。そうした人を指す四字熟語として、「虚静恬淡」という言葉があります。あまり使うシチュエーションは多くはありませんが、言葉の語彙力を増やす意味でもしっかりと覚えておくといいかもしれません。この言葉の意味や例文について解説をしていきます。

虚静恬淡の意味とは

虚静恬淡の意味とは、心静かでわだかまりが無く、さっぱりしたさまを指します。読み方は難しいですが「きょせいていたん」となります。「虚静」はわだかまりが無いさまや先入観にとらわれず、落ち着いている事。「恬淡」は欲がなく、わだかまりが無くまっすぐな心であることを指しています。平穏な心でかつ平常心をイメージするとわかりやすいかもいしれませんね。

虚静恬淡の由来

「荘子」の天道編(第十三)に記載されている所が由来であると言われています。
「それ虚静恬淡、寂寞無為なる者、天地の平らかに道徳の至りにして、故に帝王聖人これに休んず。」というように記載されています。

虚静恬淡の文章・例文

例文1.あの人の落ち着きぶりは、とても虚静恬淡な人だと言えるだろう
例文2.虚静恬淡な気持ちで仕事に臨んでいるから成果が出るんだろう
例文3.虚静恬淡な人に憧れて、心を整える意味で写経をする
例文4.君はもっと虚静恬淡になった方が良いと上司に指導された
例文5.虚静恬淡であることが理想だと思うが、なかなかうまくはいかないものだ
言葉の意味自体は仏道に近しい考え方ではありますが、現代的に捉えるなら、物静かで落ち着きのある人というニュアンスが近いので、こうありたい、こうなってほしいというような理想や憧れの対象に使う言葉として適切なのではないかと思います。

虚静恬淡の類義語

虚静恬淡の類義語としては、「無欲恬淡」「虚無恬淡」の他にも、故事成語の「雲烟過眼」や「虚心坦懐」「明鏡止水」や「枯淡虚静」といった言葉がある。いずれも、心にわだかまりが無い事や、物静かなさま、欲がない事などの意味を指しています。

虚静恬淡まとめ

実際にこのような言葉で表すことが出来るような人がいたら、男女問わず憧れや模範となるような人物だと思います。落ち着いていて、欲があまりないような人なので、憧れを持つような人もいるであろう反面、淡泊・積極性がない人というような捉えられ方をする可能性もあるので、この線引きは難しいかもしれません。ただ常に冷静な判断をする上で虚静恬淡の精神は非常に重要で、ビジネスシーンでも重要と言えるでしょう。

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