薫陶

仕事の上で、上司が部下を誘って飲みに行くことが当たり前でしたが、今では、そのような光景がなくなりつつあります。
インターネットの普及で、人間関係を重視しなくなった若者が多くなり、上司の誘いを断ることが多くなったためです。
目上の者を敬い、大切にする という慣例は、なくなりつつあります。
今日学ぶ言葉は、今の時代を見直すようなきっかけの言葉なのかもしれません。 今回紹介する言葉は、 薫陶です。

薫陶の意味とは

薫陶の読み方は「くんとう」と読みます。その人の持っている人徳で、人々を良い方向に導くことです。人を評価するにあたって、お金や名誉、容姿などありますか、その他に徳というものがあります。
人に憧れを抱く時、素晴らしい才能を見て同じように素晴らしい人間になりたいと思うことは人生に一度はあるのではないでしょうか。しかし、あまりに憧れてる人が性格悪かったら、落ち込むことでしょう。 人にとって徳も必要なのです。困ってる人に、良いアドバイスを与えたり、励ましたり、特に見返りを求めずに助けてあげる行為の積み重ねが徳になって、その人の人望につながっていくのです。人を助ける過程の中で、人々を良い方向に 導いていくことを薫陶といいます。

薫陶の由来

薫陶の由来は、香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から来ています。作り上げられた陶器の形が素晴らしいものはいくつもあるでしょう。しかしその存在感や、惹きつけられるようなオーラなどは、いくら形が素晴らしくても出てきません。
陶器を作る もととなる土台の土をしっかりと練っている過程の中で、香が少しずつ土に沁み渡り、しっかりした土台ができ、その土が陶器になって完成した時に、人々を惹きつけるような作品になっていくのです。それは人間においても同じことで、いくら見た目が素晴らしいからといって
中身がなければ人はついてこないのです。しかし、そうなる為には、長い間、徳を積まなければ人を惹きつけるような存在感は得られないのかもしれません。

薫陶の文章・例文

例文1.今の時代だからこそ、薫陶することは必要です
例文2.あのような立派な人だから、薫陶することができる
例文3.薫陶できるように努力をしなければいけない
例文4.薫陶するには、長い時間がかかるだろう
例文5.薫陶することで、自分もさらに成長できる
例文を見ても薫陶できるような大人になれればよいのですが、長い時間がかかりそうです。だからこそ常に自分を磨く努力を怠ってはいけないということでしょう。

薫陶の類義語

薫陶の類義語として「教育」「しつけ」「訓練」などがあります。素晴らしい人物を育てるとき、欠かせない言葉です。これだけ大切な意味を含んでいる言葉にもかかわらず、知っている人が少ないのは残念な話です。現代の日本でこのような良い慣例が消えようとしているのです。

薫陶まとめ

教育はとても大切なことです。しかし、今の日本に薫陶できる人格者はどれだけいるのでしょうか。頭では理解していても、実際のところ難しいのかもしれませんし、だからこそ薫陶という言葉が、死語になりつつあるのでしょうか。

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