紺屋の白袴

紺屋の白袴は、あまり聞かない言葉かも知れません。それは、使える場面がそれほど多いという訳でないことと、そう言ってしまうと失礼になってしまう場合も多い為です。

紺屋の白袴の意味とは

紺屋の白袴とは、他のことや人のことに夢中になっているうちに、自らのことが疎かになっているという意味で使う言葉です。それほど悪い意味で使う言葉でもありませんが、言われた方にはそう聞こえてしまうことも多く、使い所が難しい言葉でもあります。

また、この言葉を使う相手は、その道で結果を残していたり、専門の人の場合が多いと言えるでしょう。人の為に持っている技術を提供しているのに、自分に対しては(その技術が絡むことなのに)無頓着だという意味になり、特にそのような技術をもっていない人に対しては使わないからです。
つまり、何かしらの専門がある人に対して用いられる言葉なので、くれぐれも失礼にならないように考えた上で使わないといけません。

紺屋の白袴の由来

紺屋の白袴の由来は、生地を紺に染める専門職なのに、自分は白い袴を履いている(染めていない)という例えからです。
この例えから、人の為にとても頑張っているのに、自分のことには手が回っていない、または、後回しにしているという意味になります。

紺屋の白袴の文章・例文

例文1.ついそちらばかりに夢中になり、紺屋の白袴になるところだった
例文2.あの人は紺屋の白袴と言われてもおかしくないほど、自分のことには無頓着な人だ
例文3.必要以上に人に気を使って、紺屋の白袴にならなければいいのだが…
例文4.自分の分を忘れてしまっては、それこそ紺屋の白袴というものだ
例文5.紺屋の白袴とまでは言わないが、少しは自分のことも気にした方がいい
紺屋の白袴は、誰かのことを指して使う以外に、自分を表現して使うこともできる言葉です。しかし、そのような使い方をすると、自分を持ち上げることになる為、あまりおすすめしません。

紺屋の白袴の類義語

紺屋の白袴の類義語としては、「医者の不養生」が挙げられます。この言葉は、医者が患者に夢中になっているうちに、自らが病気になってしまったという例えから生まれた言葉です。意味は紺屋の白袴とほとんど一緒だと言うことができます。
その他に、「髪結いの乱れ髪」も同じ意味の言葉です。こちらも人の髪を結う仕事をしているのに、自分の髪は整えずに乱れ放題だという例えが元になっています。

紺屋の白袴まとめ

紺屋の白袴は、決して人を貶して使う言葉ではなく、その相手に対して、そこまでしなくてもいいだろう、まず自分のことを考えるべきだという意味で使う言葉です。言われてしまった方は、それを機として、そうかも知れないと一度は考えて欲しいと思います。

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