窮余の一策(きゅうよのいっさく)

「窮余の一策」とは「苦しまぎれの策や作戦であり、苦肉の策の事」です。数々の策を試したがどれも失敗に終わり、八方ふさがりで煮詰まった時にふと思い浮かんだ半ばやけくそ的な策とも思われます。それだけに失敗する可能性も高いが、もしかしたら成功するのではと僅かな期待に賭けているのです。そんな「窮余の一策」についての解説をさせて頂きます。

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窮余の一策の意味とは

「窮余の一策」の意味は以下の通りとなります。
(1)苦し紛れに思いついた策。
(2)追い詰められ困り果てた末に出した方法や手段。
(3)「苦肉の策」「苦肉の謀」も同義。
”窮余”は「苦し紛れ」「困りきったあげくの果て」、”一策”は「一つの計画」「謀」「一つの作戦」で、追い詰められた末の(最後の)作戦や方策、手段が「窮余の一策」です。それだけピンチな状態に追い込まれているので、云わば敵を欺くものでありその作戦が上手くいく可能性は未知数です。しかし現状を打破する為に、破れかぶれの決断ともなります。冷静な状況なら思い浮かばない策でもあり、このまま何もしないで終わるよりは当たって砕けろ的な玉砕を感じさせもします。要するに、一か八かの賭けであり、現実的や確実な策ではないが現状ではこの策以外に手はないとも考えられます。仮に上手くいっても何かしらの損害を被るが、それでもこの策に頼る以外に手段は残されていないのです。

窮余の一策の由来

「窮余の一策」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては芥川龍之介の著書「偸盗」(1917年)などに文言が記されています。

窮余の一策の文章・例文

例文1.学生時代に東京で一人暮らしをしていた時はいつもお金が無かったが、あまりにも空腹に耐えられないと窮余の一策として、公園で雑草を集めてサラダで食べていた。
例文2.窮余の一策でお宝のコレクションを売却するのは、私にとっては日常になっていて最早趣味で集めているとは言えず、売る為に買い集めているようなものだ。
例文3.サッカーの試合を観ていると、選手交代が窮余の一策としか思えない時が多々あるが、それで逆転勝利を収める事もあるのだから時の運とは恐ろしくも分からないものだ。
例文4.五輪組織委員会にまた大きな問題が発覚し、取りあえず窮余の一策として張本人がTwitterで謝罪をして何とか収束させようと必死だが、単純に今更辞退すると賠償金が発生するので引けないだけに見えてならない。
例文5.映画や小説では窮余の一策が成功するパターンが多いが、現実はほぼ悪くなって終わってしまう。
様々なケースでの「窮余の一策」を使った例文です。

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窮余の一策の会話例

  • 質問者アイコン

    お願いがあるんだけど…?

  • 回答者アイコン

    どうせ、小遣いが無くなった。少し貸してくれないでしょう?

  • 質問者アイコン

    どうして分かるの? もしかして超能力者?

  • 回答者アイコン

    徒の主婦です。それより、要らない物をリサイクルショップに持っていけば? 窮余の一策だけど、少しはお金が貰えて処分にもなって一石二鳥じゃない。

小遣いがないと悲鳴を上げる夫とその妻の会話です。

窮余の一策の類義語

「窮余の一策」の類義語には、「思案投首」「窮策」「苦渋の選択」「非常手段」などの言葉が挙げられます。

窮余の一策の対義語

「窮余の一策」の対義語には、「万全の策」「万全の構え」「万全を期す」「念には念を入れる」などの言葉が挙げられます。

窮余の一策まとめ

「窮余の一策」は追い詰められたり、或いは困り果てた末の最後の作戦や手段の事です。苦しまぎれに考えた上での策なので失敗をする可能性も大いにあるが、それでも現状を打破する為にこれしか他に残された道はないのが「窮余の一策」です。

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