禁錮刑を受ける人

禁錮(きんこ)

犯罪者への刑罰でよく耳にする言葉に「懲役」と「禁錮」がありますが違いについてはあまり知られていません。
どちらも自由を奪われる「自由刑=刑事施設(刑務所等)に収監される刑」ですが、もちろん違いがあるのです。
万が一、トラブルに巻き込まれるなど自分や知り合いが逮捕された時にもきちんと刑の内容が理解出来るよう「禁錮」について説明します。

禁錮の意味とは

日本の刑罰は先述の「自由刑」に加え「生命刑」「財産刑」と3種類に分けることが出来ます。
この内の自由刑は「拘留」「禁錮刑」「懲役刑」を指しています。
自由刑なので、この3つの刑はいずれも罪を犯した受刑者は施設に身柄を拘束されます。
違いはというと、懲役は一日8時間以下の刑務作業=労働をする必要があります。
それに対し、禁錮は労働の必要がありません。
また禁錮には無期と有期があり、有期の場合は20年以下となります。
また、拘留とは禁錮と同じく強制労働はありませんが、拘束期間が30日未満と短い刑を指すのです。

禁錮の由来

自由刑が期間や強制労働の有無によって分けられていない国も多くあります。
禁錮は日本では戦前から制定されている刑で、昔は政治犯や過失犯等に対して多く課さられていましたが現在はその限りではありません。
また禁錮は時代によって「禁こ」「禁固」などと表記に変化がありました。

禁錮の文章・例文

例文1.死ぬまで牢屋に入れられ、自由もなく何もすることがない無期禁錮は自分なら耐えられないと思う。
例文2.禁錮というのは、生産作業も社会貢献も職業訓練もない刑務所暮らしってことだね。
例文3.受刑者の約90%が刑務を希望することから、拘束されて何も出来ない日々は人間にとって苦痛だということが分かる。
例文4.大怪我で入院したが命に別状がなくて良かった。ただ身体を動かすことも出来ないので禁錮刑のようだ。
例文5.禁錮刑は労働が強制されないので楽かと思ったが、過酷なようだ。
不自由で暇なのは、精神的にかなり過酷なので懲役よりも厳しい刑だと言われることもあります。
また、禁錮の場合でも自分から申し出ることにより刑務作業をすることが出来ます。

禁錮の会話例

  • 質問者アイコン

    禁錮刑は労働を強制されないのですね。

  • 回答者アイコン

    はい。ただ自由に身体を動かすことも許されず、支持に従って正座とあぐらを繰り返さなければいけないので懲役よりも過酷かもしれません。

  • 質問者アイコン

    そんなに厳しいのですね。禁錮などの自由刑の他にはどんな種類の刑がありますか?

  • 回答者アイコン

    死刑を指す生命刑、罰金などの財産刑があります。

禁錮とされた人の多くが刑務を申請する理由の一つは不自由で暇な時間が苦痛だということですが、刑務作業をすると報奨金が受け取れることや職業訓練によって免許や資格を取ることが出来ることも理由でしょう。

禁錮の類義語

同じ自由刑ということで「懲役」や「拘留」が類義語にあたるでしょう。
また自由刑が分かれていない国の刑は日本語で「拘禁刑」と表現されるので、こちらも類義語といえます。

禁錮まとめ

禁錮よりも懲役という刑の方が耳馴染みがあるのは、禁錮刑を告げられた受刑者の多くが刑務作業を申し出るからかもしれません。
毎日忙しなく働いていると何よりも暇な時間が恋しくなることもあります。
しかし禁錮ほどの何も出来ない暇な時間は非常に苦痛であることは安易に想像することが出来ますね。
実際に受刑者になることはないかもしれませんが、知識が深まってスッキリしたのではないでしょうか。

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