滅私奉公の心で仕事に励む

滅私奉公(めっしほうこう)

皆さんはいざという時に私を捨てて、公に転ずることが出来ますか。人は調子の良い時はいかにも自分が聖人にでもなったかのように良い事を言い出しますが、いざ状況が変わるところっと態度を変えるものです。しかし、本当の意味で人から信頼を集めたいと思ったら苦しい時こそ笑って全体のために動ける人間でなくてはいけません。今回は、忙しい日々の中でついつい忘れてしまいがちになる公に対する心を取り戻して頂くためにも「滅私奉公」という言葉の意味やどのようにして使うのかについて説明をしていきます。

滅私奉公の意味とは

滅私奉公とはその言葉の通り、私を滅し、公に奉ずることを意味する故事になります。冒頭でも紹介しましたが、人は放っておくとすぐに自分の方向に注目が集まり、公に対しての注意が散漫になっていきます。公のために動いてこそ初めて存在意義を見出す事が出来るはずですが、その本質についてわかっておらず自らの命やお金だけに執着をしている人があまりにも多い事に驚くでしょう。そんな時には是非とも思い出して頂きたい言葉になります。ちょっと意識をするだけでも段々と全体最適の考え方が出来るようになります。もとより、本来であれば全体が良くならなければ本人も良くなることはありませんので、非常に的を得た故事だという事が出来ます。座右の銘にされている方も多いです。

滅私奉公の由来

これは元々戦国策の心得として解かれた言葉だとされています。その当時、特に足軽などの身分の低いものに関しては家臣に忠実に従い言い方を考えずに言うのであればコマとして使われる事を厭わずに突き進んでいく事が必要でした。そこで、個人の「死にたくない」という気持ちを出して前に飛び込まなければやがては前提に災いが転じ、自分たちの家族にまで被害が及ぶ事になってしまいます。つまり、一時的に自らの感情を捨て去り、より大きな範囲で物事を見る事によって全体として大きな利益を獲得する事が出来る事からこの言葉が生まれました。時代は代わり今は自分を捨てたからといって死ぬことはありませんが、本質は現在にも通ずるところがあります。

滅私奉公の文章・例文

例文1.滅私奉公の精神で自分の打席はバントでつないで次の打者につなげたのだから何としてもここで一発打ってくれ
例文2.最近の若い人たちはお父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが昔ならったような滅私奉公の精神について学ぶ機会が少ない
例文3.滅私奉公を意識するだけでも普段の自分の選択や行動はだいぶ変わります
例文4.ビジネスをこれからやっていこうとするのであれば滅私奉公の精神である意味お客様のために自分を犠牲にする事が必要な時もあります
例文5.滅私奉公というと聞こえは良いが、実際には多くの人が自分を優先して物事を見たり考えたりしている
実は普段の色々な場面で滅私奉公という言葉は適用できます。自分を捨てなければいけないような場面はたくさん出てきますが、そこでどんな行動を取るかで人の本性も分かります。

滅私奉公の類義語

滅私奉公は比較的類義語が多く、「崇高な精神」「犠牲的精神」「慈善の精神」「献身的姿勢」「利他主義」「自己犠牲の精神」「殉教者精神」などがそれにあたります。

滅私奉公まとめ

日本は特に企業活動において会社が従業員に滅私奉公の姿勢を示すように訴える傾向がありますが、時代の流れと共にそれも崩れつつあります。そうは言っても、公のために自分が身を削る瞬間というのはあってしかるべきですから上手くバランスをとっていきたいものです。

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