満身創痍で帰宅する

満身創痍(まんしんそうい)

満身創痍は、スポーツなどでお涙頂戴の感動ストーリーとして選手を称える際に度々登場する言葉です。高校野球や五輪などで、何度もこの言葉が登場した事を覚えている人も多いでしょう。しかし、満身創痍は異なった2つの意味をもつ言葉だという事はあまり知られていません。今回は満身創痍の正しい意味や由来、使い方などを詳しく解説させていただきます。

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満身創痍の意味とは

満身創痍の意味は実は2つあり、1つ目はいわゆる肉体的な部分で、体中が傷だらけや痛めつけられた状態を表す言葉として「満身創痍」が使われます。”満身”には体中や全身、”創痍”には傷や切り傷などの意味があります。周囲が判断して使うだけでなく、本人自ら発する事もあるので、実際には心身共に何の問題がなくても「満身創痍の状態だった」とアピールする事もあります。しかし、自ら使うと心証が悪くなります。

 

そして2つ目は精神的な非難やひどい中傷などによる、精神面の状態が非常に落ち込み、苦しい状況を指す言葉としても使われています。

 

全く異なる「肉体の傷の状態」を表す意味と「非難を受けて精神的な状態」を表す意味がありますので、文脈や行間を理解し、汲み取って使うと正しく使えるのではないでしょうか。

満身創痍の由来

この様な言葉の多くは中国を由来とする故事成語になりますが、「満身創痍」は違って四字熟語となります。日本発祥の言葉と捉えて、基本的には問題がありません。小説家の中山義秀の作品「魔谷」には、「その時彼は、満身創痍といった状態だった」という一文があり、これが有名です。

満身創痍の文章・例文

例文1.前日の試合で怪我をして満身創痍の状態だが、今日も出場した
例文2.徹夜を繰り返し、満身創痍でテストに挑む
例文3.仕事のストレスで、週末には満身創痍にいつもなる
例文4.ワールドカップの決勝トーナメントは、どのチームも選手も満身創痍だ
例文5.満身創痍だったが、遂に倒れてしまい入院した
スポーツのチームや選手などに使われる事が多いので、例文もその傾向となります。最近は、自ら発する事はあまりなく、関係者などが状態を表現する際に用いられます。

満身創痍の類義語

満身創痍の類義語には、「疲労困憊」「満身傷痍」「半生半死」などの言葉が挙げられます。やはり肉体的・精神的に疲労が蓄積して、疲れ切っている状況を表す言葉が多いですね。

満身創痍まとめ

体がボロボロであったり、傷付いた状態、他には病気や精神面でも調子が酷く悪い時には満身創痍となります。一般人が健康的な生活を送っている分には、あまり縁がある言葉ではないですが、有名人やスポーツ選手、他には政治家などに対して、良く用いられる言葉の一つです。

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