温故知新

小説を読んでいて「この言葉の意味って何だったかな?」と思わず首をかしげてしまったことはありませんか。知っているようで、うろ覚えになりやすいのが四文字熟語の言葉です。今回は間違えて認識しやすい「温故知新」について勉強していきましょう。豊かな表現力を身につけると、社会人としての自信もアップします。

温故知新の意味とは

温故知新(おんこちしん)とは、古い書物や思想を知って、そこから新しいアイデアを練ることを意味しています。何もないところから新しいアイデアや学問を生み出すのはとても大変ですが、過去の事実や歴史をひも解いていくと、現在の暮らしに活かせるようなさまざまな新しい考えが思い浮かぶことがあります。過去と上手に付き合いながら、未来に想いをはせるのが「温故知新」の考え方なのです。

温故知新の由来

温故知新は中国から生まれた熟語です。中国の思想家としてもっともスタンダードな人物が孔子。孔子が亡くなったあとに、彼が説いていた内容を弟子たちが書き留めたのが「論語」です。論語の中には温故知新が生まれるキッカケとなった「古きを尋ねて、新しきを知る」という有名な一説があります。昔起こった出来事や先人たちの教えを学ぶことによって新しい物の見方が生まれ、立派な人になることができるという教えです。世界の偉人としてポピュラーな孔子の教えとなれば、言葉の重みが変わってきますね。

温故知新の文章・例文

例文1.校長先生の訓示で、温故知新についての見解があった
例文2.勉強に行き詰ったときは温故知新、先輩のアドバイスを聞くことも大切だよ
例文3.前社長の教えは温故知新だった、我々もその見解を引き継いでいかなくてはならない
例文4.有名なスポーツ選手の座右の銘は、温故知新である
例文5.人生の迷路に迷ったときは温故知新を思い出し、三国志を読むように心がけています
日常を生きていると前を向くことばかり一生懸命になり、今まで走ってきた後ろ側を振り返れないことがあります。温故知新は毎日の生活に、良いピリオドを打ってくれる味わい深い名言です。

温故知新の類義語

温故知新の類義語として、同じように元気が出る熟語があります。ひとつは承前啓後(しょうぜんけいご)で、いにしえの人たちが繋いできたバトンを次の世代に託すという意味があります。観往知来(かんおうちらい)は懐中電灯のように過去をてらして、未来に使えそうなものがないか探すことを示しています。

温故知新まとめ

会社の訓示や歴史小説の中に登場するのが、温故知新というキーワードです。温故知新には過去の出来事を参考にしながら新しいアイデアを生み出す、素晴らしい意味が込められています。先人たちの教えや歴史の事実を振り返りながら、明日に使えるヒントはないか探してみることもとても重要です。温故知新には私たちへの、明日へのメッセージが込められています。

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