殺陣を演じる役者

殺陣(たて)

「殺陣」とは「役者が時代劇や舞台上で演じる乱闘で、特に刀を使った斬り合いの事」です。今や再放送を含めると、毎日の様にどこかのチャンネルで放映されている時代劇ですが、そこで絶対に必要なシーンとなると迫力満点の「殺陣」ではないでしょうか。特に時代劇は「勧善懲悪」の世界観なので、主人公が華麗な「殺陣」で悪い奴を倒し懲らしめるのが醍醐味となっているのです。今では現代劇でも派手なアクションや格闘シーンは多いですが、その始まりともされる「殺陣」について調べてみました。

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殺陣の意味とは

「殺陣」の意味は以下の通りとなります。
(1)映画や演劇などの乱闘場面で刀や剣による斬り回りの演技。
(2)ドラマなどの乱闘、時代劇の斬り合いの場面。
(3)一般的には「たて」と読むが、「さつじん」でも同義となる。
(4)「立回り」「立ち回り」も同義となる。
主に時代劇で武士が華麗な刀で相手を何人も倒すのが、俗に言う芸能用語の「殺陣」です。従って、日本ならではの乱闘を交えた斬り付け・斬り合いの演技であり、大抵は主人公やその仲間が物語り終盤で悪役を倒して成敗するものです。まるで戦国時代などの腕に実力ある武将(兵士)が本当に斬っているかの様な迫力あるシーンにするのが「殺陣」の醍醐味であり、最近は従来の型に嵌まらずアクロバティックで曲芸めいたものが注目を集める傾向です。「殺陣」の作品で有名と言えば時代劇全盛期の映画が多く、その中でも黒沢明監督の「七人の侍」、勝新太郎主演の人気シリーズ「座頭市」はファンが多く、現在でも大変支持されています。そもそも「殺陣」は「さつじん」とも読みますし、基本となる意味はまったく同じですが、通常は「たて」と言います。監督や役者などが時代劇について語る時に「たて」と言いますし、同様に「殺陣を習う」(たてをならう)、「殺陣師」(たてし)となり、「さつじんをならう」「さつじんし」は誤りなので「たて」が常識と理解して問題ありません。「殺陣」の歴史は古く、大正時代に活躍した人気役者で後の劇団「新国劇」の座長・沢田正二郎が発祥で、その後はテレビや映画などの時代劇で刀を用いたものに留まらず、他の武器や乱闘・格闘を全て含めて「殺陣」と呼ばれるようになりました。厳密には時代劇は「殺陣」、現代劇を「技斗」(ぎとう)として、時代劇は刀が中心であるのに対し、「技斗」は武器を使わない素手の格闘が中心となります。しかし、この違いは実際の役者や関係者によっても曖昧なので、武器を使っても使わなくても「殺陣」としたり、また「剣術の演技」「立ち回り」と呼ぶなど多様でも問題がありません。昔の子供達にとっては「殺陣」を「チャンバラ」と呼ぶ方が馴染みがあり、現在はそれが発展して「スポーツチャンバラ」があるほどです。一方で、日本には古来から武道として「剣道」があり、これも剣を使う点では「殺陣」と同じですが、本質的にはいくつかの違いがあります。「剣道」は武道でありスポーツなので、相手からポイントを奪う前提の競技で攻撃場所は限られ反則もあります。対する「殺陣」は演技とはいえ真剣を使った殺し合いという設定で、派手なアクションで観客を楽しませるパフォーマンス重視です。ですから、どんなに「殺陣」の技術が上達しても、剣道の熟練者に剣術で勝つのは難しいとされています。

殺陣の由来

「殺陣」は元々、歌舞伎の闘争演技の定型に対する呼び名でした。それが前記した新国劇の座長・沢田正二郎が偶然なのか「殺陣」という言葉を編み出し、1921年の舞台で初めて使用されました。その後は時代劇のドラマや映画などで一般的に用いられるようになり、現在に至ります。

殺陣の文章・例文

例文1.デビューして数年のイケメン俳優が時代劇ではそれなりの剣術を披露するのだから、殺陣師の教えとカメラマンのアングルは熟練の技術だと驚くばかりだ。
例文2.子供の頃は時代劇を観た翌日は、学校で友人と殺陣遊びに夢中になったものだ。
例文3.黒沢監督の名作「七人の侍」は殺陣の迫力が圧巻で、何度観ても新しい発見に感心する。
例文4.洋画や海外ドラマの大迫力なアクションシーンもいいが、邦画の一撃必殺な殺陣も捨てがたい良さがある。
例文5.殺陣の由来が歌舞伎にあるとは、知らない人が多いのではないか。

時代劇などの「殺陣」についての例文となります。

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殺陣の会話例

  • 質問者アイコン

    昨日のドラマ観た? 最近の若い俳優は殺陣やアクションシーンがスゴイね。

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    もちろん観ましたよ。私の大好きなイケメンばかり出演しますからね。

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    女子はあの迫力満点の殺陣よりも、顔重視かー。

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    だって、痛そうじゃないですか。でも、男性と女性で楽しむ角度が違うのもいいと思うんですよ。

職場の同僚男女が前日放送された人気ドラマの感想を言い合っています。

殺陣の類義語

「殺陣」の類義語には、「斬り合い」「捕り物」「活劇」「乱戦」などの言葉が挙げられます。

殺陣まとめ

「殺陣」は時代劇などでお馴染みの剣や刀などの武器を用いた斬り合いの演技です。迫力ある剣術で敵を何人も倒すのは最早定番で、今や絶対に欠かす事は出来ない最重要シーンとなっています。時代劇とは人情や裏切りに抗争、そして最後に悪を成敗するという流れが肝であり、その為に「殺陣」は見せ場として絶対に必要なのです。

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