欲を出して本末転倒の結果になる

本末転倒(ほんまつてんとう)

業務の効率化を目指して新しいシステムを導入したところ、そのシステムの操作自体に大幅な時間を取られて逆に利益を損失してしまう。これは極端な例ではありますが、そんな当初目的としていたことと得られた結果、今の状況が逆転してしまうというような場面は日常生活の中でもよく見られることだと思います。
今回はそんな場面に使うことができる「本末転倒」という言葉について、紹介してみたいと思います。

本末転倒の意味とは

当初の目的と今の結果が逆転してしまっているような状態を表す時などによく使われる言葉です。
木の根本から末端までを示し、事の始まりから終わりまでを意味する「本末」という言葉と、それまで動いていたものが何かをきっかけにひっくり返る「転倒」という言葉が合わさって出来ている四字熟語です。

本末転倒の由来

鎌倉の時代に勢力を持っていた本山の宗教と末端の宗教の力関係が覆ってしまった出来事に対して使われたことが始まりとされています。
また、最も重要なことと些細な意味のないことが置き換わってしまっている状況などにも古くから使われていたそうです。

本末転倒の文章・例文

例文1.翌日のテストで満点を取るために徹夜で勉強した結果テスト中に寝てしまい、赤点を取るという本末転倒な結果で終わる。
例文2.服装指定がない会社説明会で目立たないようにスーツで行ったら周りが全員私服だった、本末転倒だ。
例文3.料理中、濃さが足りないと思い塩を加えたら砂糖と間違えて本末転倒な味付けになってしまった。
例文4.本末転倒、好きなように生きていくために始めた路上ライブでトラブルに巻き込まれてしまった。
例文5.金持ちになるために起業したのに事業に失敗して借金まみれ、本末転倒だな。
日常のあらゆる場面で使うことができる便利な言葉だと感じます。

本末転倒の会話例

  • 質問者アイコン

    前に話してたあの儲け話、うまくいった?

  • 回答者アイコン

    1万円で仕入れたものが、合計9千円で売れたよ。

  • 質問者アイコン

    本末転倒だね!

  • 回答者アイコン

    うん!

「儲けようとして行ったことが、逆に損を生む」こういった場面などにも手軽に使うことができる言葉です。

本末転倒の類義語

本末転倒の類義語としては「主客転倒」「捨根注枝」などが挙げられます。

本末転倒まとめ

始めた当初目的としていたことと、今行っていることの目的が逆転してしまっているという状況は誰しも一度や二度経験したことがあると思います。特に最近はインターネットの発展によって、それこそ本末転倒に繋がりそうな誘惑がそこかしこに存在しておりますが、どれだけ本末転倒な結果を繰り返してしまったとしても、その過程は自身の糧となっています。
本末転倒という言葉によく心当たりがある生活をしてしまっている方は、この言葉を心の中で唱えながら毎日を過ごしてみるのも悪くはないかもしれません。

関連記事

この記事を読んでいる人に人気の記事