「急がば回れ」

急いで何かを焦ってしようとしているときに「急がば回れ」だよと言われたことがあるかもしれません。たしかに誰もが聞いたことのあることわざです。この「急がば回れ」の本当の意味を知っているなら、人生の教訓にもなりますし、他の人に適切なアドバイスとして用いることもできるでしょう。

「急がば回れ」の意味とは

「急がば回れ」の最初の部分の「急がば」では、「何かを急いで行おうとしても良い事はないよ、失敗する可能性が多いよ」という事示しています。後半部分の「回れ」では決して近道であったり、楽できる道を選ぶのでなく、少し遠回りであっても、安全な道を歩みなさいという教えです。この言葉から読み取れるのは、「近道」をしようとすると、逆に危険に合ってしまったりして、遠回りするほうがうまくいくことが多いという事です。

「急がば回れ」の由来

「急がば回れ」は古く室町時代に生まれたことがです。その時代の宗長という連歌師がこんな歌を歌いました。
「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」
現代訳に直すなら「武士の矢橋の渡し船に乗ると早いけれど、瀬田の長橋を使ったほうが安全だよ」
という意味です。この時代の渡し船は突風を受けて沈没する可能性があったので、それよりは時間が少しかかったとしても、遠回りの橋を使う方が良いという勧めでした。

「急がば回れ」の文章・例文

例文1.一攫千金を狙うのではなく「急がば回れ」で地道に仕事をしたほうが良い
例文2.新しい道が出来て近いと思ったら、行き止まりになっていた。これこそ「急がば回れ」だ
例文3.今回は「急がば回れ」と思って、基礎の練習をさせた
例文4.「急がば回れ」なんて古いと、楽に出来るダイエット法を試した友人は、見事にリバウンドをしていた
例文5.パソコンを近くの修理屋さんに持って行ったら修理できなかった。「急がば回れ」で最初からメーカーに修理に出せば良かった
これらの例文のように「急がば回れ」という言葉は、慎重に行動するように教えてくれています。もし友人が「急がば回れ」を使ったアドバイスをくれたら、従ってみましょう。

「急がば回れ」の類義語

「急がば回れ」の類語には「そんなに急いでどこに行く」「短気は損気」などのことわざがあります。またそれ以外の日常的に使われる言葉としては「慎重に」「そんなに急がずいったん落ち着いて」「いつも通りにやるのが一番」などがあります。

「急がば回れ」まとめ

今回は「急がば回れ」ということわざについて考えました。その意味は「慎重に行動するように」「遠回りに思えるような道であっても、近道をして危険に合うよりは最善だ」という事を示しています。私も先日、いつものクッキーを作るときに、急いでいたので、生地を寝かす作業を省いてしまいました。もちろんいつもよりも早く出来上がったのですが、出来上がりは失敗してしまい、もう一度本来のやり方でクッキーを焼かなくてはなりませんでした。まさに「急がば回れ」を実生活で学びました。こんな経験をするのではなく、「急がば回れ」の本当の意味を正しく理解し、失敗の少ない人生を歩んでいきましょう。

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