仕事が終わると忽ち帰る

忽ち(たちまち)

口に出す事は多くても、漢字で書いたり読むのが難しい言葉ってありますよね。「忽ち」もそんな部類に入る代表的な言葉で、読み方は”たちまち”となります。使い方としては、”すぐに”などの代わりとして使うのは一般的ですが、それ以外の意味もあるようなので、由来や会話なども含めて詳しく解説をさせて頂きます。

忽ちの意味とは

「忽ち」は、短時間で状況が劇的に変化した際に用いられる言葉で、すぐに・瞬く間・突然・すぐさま・たちどころ・にわか等々と、同じような使い方をされます。また、今昔物語集では、現に・実際に等の意味として使われていたので、時代と共にその意味合いも変わっていた事になります。現在は、「忽ちに売り切れた」や「忽ち雨が降ってきた」などの使い方が一般的です。

忽ちの由来

諸説ありますが、「立ち待ち」が時代経過によって「忽ち」として定着されたとするのが、一般的です。「立ち待ち」は「立ち待ち月」の略で、立って待っている間に出てくる月となります。時期は陰暦17日の夜の月とされ、夕方に待っている一時でも、あっという間に月が出てくる事から、意味が付けられたとされています。

忽ちの文章・例文

例文1.彼女とケンカをしたが、一時間もしないで忽ち仲直りをした。
例文2.忽ち天気が変わり豪雨となった。
例文3.セミの一生は忽ちに終わってしまう。
例文4.留学生が短期間で忽ちに日本語を覚えてしまった。
例文5.新人アイドルが忽ち、国民的アイドルとしてお茶の間の人気者に上り詰めた!
状況が一気に変化する際に「忽ち」を使うと、より強調されるようになります。

忽ちの会話例

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    この前、地元で大人気のスーパーに特売目当てで出かけたのですが!

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    それでどうしたの?

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    お目当ての商品が沢山残っていたので、再び5分後に売り場に戻ったら、あれだけあったのが忽ち品切れ状態で、本当に驚きました!

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    あっという間にお客さんがやって来たんだね。先にカゴに入れておかないと、後で後悔しますよね!

普段買い物をしない男性が、お目当ての商品を買いそびれた状況を説明している様子です。「忽ち」には、このような使い方が相応しいと思います。

忽ちの類義語

「忽ち」の類義語には、「すぐに」「不意」「逸早く」などの言葉が挙げられます。

忽ちまとめ

すぐに、あっという間などと同じ意味で、代用する言葉として便利なのが「忽ち」です。より強調しているのが伝わり、情景が思い浮かびやすいのも特徴です。一方、口に出しやすい言葉ですが、読み書きが難しい面もあるのできちんと覚えておく必要があります。あまりビジネスで多用することはありませんが、小説などで書かれることがあるかもしれません。そのときにこの表現を覚えておくと辞書を引く手間が省けますね。

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