受動的になる

受動的(じゅどうてき)

「受動的」は「能動的」とペアになる言葉ですが、どちらかと言うと「受動的」の方が使いやすいですよね。保守的で大人しい性格の日本人を表す言葉であり、受け身となる性分なら尚更、「受動的」が便利に守ってくれるからです。では、そんな「受動的」の解説を始めさせて頂きます。

受動的の意味とは

「受動的」の意味は以下の通りとなります。
(1)他人など他からの動作や影響、作用に及ぼされる。
(2)自ら動くのではなく、他からの影響により動き始める。
(3)物事の対処が基本的に受け身な姿勢となる。消極的な姿勢。
(4)積極的ではない活動。能動的の反対語。
「受動的」と対をなす言葉が「能動的」です。「能動的」が自ら積極的に動き、行動する活動的な面があるのに対し、「受動的」は他からの影響によって動き始める明確な違いがあります。しかし、結果としてどちらも動くのは事実で、ここが注意点となります。中には、まったく動かないのが「受動的」と勘違いする場合もありますが、(他から)受けてから動くのが「受動的」です。ですから、「受動的」をネガティブな印象と抱く人もいますが、それは少し解釈が違っています。他からの影響を受けても、何もしないならネガティブでも問題ありませんが、最終的には動く事実があるのです。

受動的の由来

「受動的」の由来は残念ながら不明です。「受動」とするなら、「能動」と同様に古代ギリシアの哲学者・アリストテレスが編み出したとする説が有力です。古代ギリシア語では、能動を意味する「paschein」には、”受ける”や”被る”という意味もあります。これが現代では、情念・情動などを意味する「passion」の元になったとされます。「passion」は激しい感情などのイメージもあり、その元を辿ると「受動」に辿り着くのは、なかなか興味深いものです。

受動的の文章・例文

例文1.積極的に行動しないので、受動的と指摘されるが、実は芯が強いものを持っている。
例文2.過去の歴史を遡ると、女性に対しては閉鎖的で受動的な姿勢が要求されていたが、今は時代が変わった。
例文3.受動的な性格の人は、積極的に話しかけるなどコミュニケーションを取るのが苦手だ。
例文4.受動的は慎重に行動すると捉えると、本質的な長所として見られるようになる。
例文5.学校の教室などで、子供達の勉強への姿勢を見ているだけで受動的か能動的か? ベテラン教師は一瞬で判断できるそうだ。

「受動的」の例文というより、解説めいた文章となっています。

受動的の会話例

  • 質問者アイコン

    受動的な性格って、どんなものだろうね?

  • 回答者アイコン

    それは、大人しいや静かな性格などかな。自ら明るく会話しない等が受動的にならない!

  • 質問者アイコン

    でも、それって今のスマホ世代の若者の多くがそうだよ。親しい友人には明るいけど、それ以外にはいくら顔見知りやクラスメイトでも受動的に対応するよ。

  • 回答者アイコン

    うーん。そう返されると返答が難しい。じゃあ、あまり外出しないで、趣味など好きな事もない等はどうかな? でも、確かに今は受動的な人が、大人も増えているよね。これが少子化や結婚離れにも関係しているものね。

「受動的」な性格は若い人だけでなく、大人にも増えていて、それが少子化や結婚離れに結びついていると結論する会話です。

受動的の類義語

「受動的」の類義語には、「消極的」「受け身」などの言葉が挙げられます。

受動的まとめ

「受動的」は、古代ギリシアの発祥まで遡ると、情熱や情動など活動的な一面も垣間見れる言葉ですが、今では他人や他からの影響や作用によって動き始める、消極的な姿勢や表れとしての言葉として認識されています。対となる「能動的」が行動的で積極性ある言葉なので、余計に「受動的」は受け身というイメージが大きいですし、実際にそのような使われ方をされます。

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