犯人を匿う

匿う(かくまう)

よくミステリー作品で「犯人を匿う」という言葉で用いられることが多く、いいイメージが少ない言葉です。読み方は「かくまう」です。
実際にも(その時々で事情は変わりますが)良い意味では使われにくい言葉が「匿う」です。しかしそのような解釈になってしまうのも、匿うの意味合いからくる場合が多く、意味を知るとまた考え方が変わってきます。ここではそんな「匿う」の意味や由来、例文についてを見ていきます。

匿うの意味とは

匿う(かくまう)は、人を密かに隠して、そこに居させることを言います。主に法律や権力に逆らって、人を保護することをいう意味合いが強いため、冤罪を知っている場合や幼児虐待を受けている子供を保護する場合も「匿う」を使います。そのため、実際に起こっている状況によって意味合いが強く変わってくる言葉です。

匿うの由来

「匿」は「匿名」という言葉にも使われる通り、隠れる・隠すといった意味がある他、隠れた悪事やよこしまな事という意味もあります。この意味合いからも、言葉が出来た当時は法律に反している人間を隠す、という意味合いが強く出ていることがわかります。人目を避けて逃げ隠れるという意味もあるので、よりこっそりと行うという意味合いも強い言葉です。

匿うの文章・例文

例文1.盗んだものを人に頼まれて、匿う
例文2.警察に追われている人を匿う
例文3.あの友人を匿うのは、どうも気が進まない
例文4.政局の問題として、相手軍をこちらに匿う
例文5.残念な事に、容疑者となってしまった家族を匿う
人を密かに隠して保護する、という意味合いよりも、犯人を隠匿する等悪い意味合いを強く出して使われることのほうが多くなります。これは「匿う」が法律や公とする文章にも使われる言葉であることが大きな理由です。改まった書類や文章の他にも、日常の読書やテレビドラマでも使われており、幅広い面で使われる言葉でもあります。

匿うの類義語

避難所を提供する場合は「避難」、発見されるのを防ぐ場合は「隠蔽」や「秘匿」を使います。囲まうという書き方もあります。「囲う」になると周りから見えなくするという意味になるので、類義語としてはやや弱い言葉です。現段階で弱い状況の人を保護するという意味合いも強くなっているのが、現代の「匿う」の特徴です。

匿うまとめ

現在は元々の意味である、法に反して人を隠すという意味の他、弱い立場の人を隠すという意味合いの二通りの意味で使われます。そのため「匿う」と聞いた時安易に意味合いを判断してしまうと、思わぬ誤解に繋がることもあります。広い意味で誤用が少ない分、注意して前後の内容を聞いてから判断したほうが懸命です。

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