判官贔屓とは不幸な人や立場が弱い人に同情すること

判官贔屓(ほうがんびいき)

聞いた事が何度もあるので、何となく分かった気でいる言葉の代表と言っても過言ではないのが「判官贔屓」(はんがんびいき、ほうがんびいき)ではないでしょうか? ”判官”と”贔屓”があるので、偏った贔屓であると察するのは容易ですが、それ以上は理解していないと思えてなりません。では、本来はどのような由来があって、正しい意味や使い方などの解説をさせて頂きます。

判官贔屓の意味とは

「判官贔屓」は、悲劇的英雄である鎌倉時代の武将・源義経(別名:判官源義経)に同情する気持ちから、弱者や敗者に対して声援を送る感情に対して使われます。最近では、甲子園の応援の際に、負けている高校を応援しようと、会場全体が大歓声で包まれ、一部で「判官贔屓」ではと揶揄されました。

判官贔屓の由来

源義経は、一時期は平家追討などで活躍をしたが、その後は兄である源頼朝から反感を買う事が多くなる。そして遂に義経に対して、平家の旧領を没収し、追討へと舵を切った。義経は逃亡をするも、最後は自害に追いやられ、この一連の出来事に対して人々は同情をするようになったのが、「判官贔屓」の由来とされている。実際には分からないが、人々には義経がいじめられたように見えて、さらに義経は死んでいなく、北海道や中国に渡り生きているという噂(伝説)が実しやかに流れるようになった。これが一段と、「判官贔屓」と共に義経伝説と相まって広まった要因とされている。

判官贔屓の文章・例文

例文1.担任教師について思い返すと、成績が悪かった子ほど可愛がっていた気がする。今になってみると、判官贔屓とも思えてくる。
例文2.スポーツで弱いチームを応援したくなる心理は、判官贔屓があるのだろう。
例文3.同情する気持ちを逆手に取るのも、一種の判官贔屓である。
例文4.最近の芸能界はひと昔前なら嫌われていた人ほど、逆に人気が出たりする。これも判官贔屓のような人々の気持ちが関係しているからだ。
例文5.判官贔屓とはイメージとのギャップが大きいほど有効なので、相撲で小さい力士が大きな力士を倒すと一気に会場が盛り上がる。

多くの場面で使われそうな判官贔屓ですが、実際にはスポーツの試合などで使われる機会が多いです。感情がどちらかに肩入れするケースは、そんなにないので、どうしてもスポーツなどの勝敗がハッキリする場面で判官贔屓の感情が芽生えます。

判官贔屓の会話例

  • 質問者アイコン

    サッカーのJリーグを観ていると、優勝争いよりもJ1残留の降格争いが盛り上がるの。この気持ち分かる?

  • 回答者アイコン

    分かる分かる。特に日本代表選手が居たり、本来は実力があるチームほど降格争いをすると試合が面白いよね。そうなると、弱そうなチームを応援する私は、判官贔屓をしているよね。

  • 質問者アイコン

    それは、地元の熱狂的なファン以外は皆そうなるんじゃないのかな? 残留争いは何が起こるか分からないので、その筋書きのないドラマが試合を面白くする。

  • 回答者アイコン

    本当は客観的に応援しないとダメなのに、どうしても判官贔屓をしてしまうのは、何かトラウマでもあったのかな。

Jリーグの残留争いを判官贔屓に絡めて、二人が会話をしています。

判官贔屓の類義語

「判官贔屓」の類義語には、「依怙贔屓」「天塩に掛ける」などの言葉が挙げられます。

判官贔屓まとめ

源義経の不幸な生涯から生まれた言葉が「判官贔屓」で、弱い方や負けている人、不幸や不運な人に対して思わず同情し、応援や声援を送るような感情になるという意味です。義経は悲劇的な英雄とされていて、それが人々の気持ちに訴えかける何かがあったとされています。

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