冥土の土産に娘との写真を撮る

冥土の土産(めいどのみやげ)

「冥土の土産」とは、殺人事件などを扱う作品で犯人が最後に真実を語る際に、よく使われる表現ですよね。その後、形勢逆転で犯人が逮捕されるパターンがお約束のワンセットですよね。そんな「冥土の土産」について解説となります。

冥土の土産の意味とは

「冥土の土産」の意味は以下の通りとなります。
 (1)あの世や地獄を意味する”冥土”に行く人物が持っていく土産。
 (2)安心して死ねる喜ばしい事柄。
 (3)間もなく死んでしまう人に対し、最後の望みを叶える行為。あの世で土産話になるように真実や事実、知りたかった事を教えたり、ご馳走を振る舞ったり好きな場所に連れて行くなどを総じて人生最後の謳歌、希望通りに応えるのが「冥土の土産」とする。
 (4)冥土の別表記は「冥途」、しかし「冥土の土産」の際には「冥土」が使われる。
「冥土の土産」はそれこそ、殺人事件や格闘物などを扱う作品では犯人や悪役がこぞって、最後に「冥土の土産に教えてやる」というセリフを吐くものです。そこには、どうせ死んでしまう、終わってしまうから、最後に望みを叶えてあげる的な意味合いで使われます。逆に言うなら、誰もが理解しているが、実生活では使う機会がない言葉ともなります。仲が良い友人同士でも、なかなか「冥土の土産」とは言い出し難いものですよね。因みに、”冥土”は仏教用語で、死者の霊魂が集まる世界、あの世、地獄、冥界などの意味を含んでいます。

冥土の土産の由来

「冥土の土産」の由来は諸説ありますが、一説によると中国の仏教徒が信者から「あの世の世界」を何度も問われ、そこで苦し紛れに出したのが”冥土”という架空の世界である。また”土産”は、旅先で自宅に持ち帰る為に購入した品、他人の家に訪れる際の贈り物とする意味だけでなく、迷惑な貰い物にも冗談で”土産”と使われる。そこから、「冥土の土産」にもある種の冗談めいたものが含まれていたと推測できる。本来、身内など親しい人が亡くなる間際、または高齢者に対し、冗談でなければ「冥土の土産」とは言えないものであるし、本人に自ら使う時も冗談めいているからである。

冥土の土産の文章・例文

例文1.小学2年の娘が冥土の土産をどこかで覚えて、高齢な父に使おうとして驚いた。
例文2.冥土の土産と言いつつ、給料日にいつも寿司を要求する母に辟易とする。
例文3.ポルシェかフェラーリを購入できる男になれるよう、懸命に仕事を頑張ってきたが、どうやら無理そうだ。冥土の土産はスーパーカーのおもちゃになるだろう。
例文4.昔の2時間サスペンスドラマでは、毎回のように犯人による、冥土の土産の事件全容解説があったものだ。
例文5.冥土の土産に、銀座で豪遊できれば人生に悔いはない。

「冥土の土産」は、人生最後の晩餐、欲しい物というニュアンスでも使われます。

冥土の土産の会話例

  • 質問者アイコン

    明日が人生最後の日だとしたら、冥土の土産に何が欲しい?

  • 回答者アイコン

    まだ若いから想像できないけど、何だろうね? そっちは何が欲しいの?

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    俺は、美味しい食べ物かなー。どうせ死ぬなら、高級車や最新スマホはいらないし、食べ物以外は思い浮かばないなー。

  • 回答者アイコン

    そうだよね。意外と冥土の土産に欲しいものって、難しいよね。だって、人生最後だから物欲はなくなるよね。分かった! 家族との時間かな!

「冥土の土産」に何が欲しい、どうするのか? それに対する男女の会話です。

冥土の土産の類義語

「冥土の土産」の類義語には、「黄泉の客」「冥土の道は王なし」などの言葉が挙げられます。

冥土の土産まとめ

「冥土の土産」は、これから亡くなってしまう人が最後に欲する物や真実などです。安心して死ぬ前に、最後に行きたい場所、食べたい物、知りたかった真実などを「冥土に渡る者への土産」として提供します。しかし、実際には冗談として使う言葉で、真剣に死が迫った人に「冥土の土産」にと問いただす事はまずありません。また、現代流に解釈するなら、冥土などに当面行く訳がない健康な人ほど、美味しいご馳走などを食べた後に「冥土の土産ができた」等と使う事が多いです。

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