他人の失敗から学ぶ

他山の石(たざんのいし)

勤めている会社や通っている学校のキャンパスなどで「あれ?この人の言動って少しおかしいかも…」と感じたことはありませんか。色々な価値観の人が共同で生活している現代社会、思わず意図が分からずイライラしてしまうこともあります。
心が不安定になったときに勇気を与えてくれるのが「他山の石」ということわざです。一体どのようなテーマが込められているのでしょうか。人生の格言を探しに、出かけてみましょう。

他山の石の意味とは

他山の石とは、他人の悪いおこないやメッセージも、自分を磨く原動力になってくれるということです。快く思わない周囲の人の言葉や態度に、ときに深く傷つくこともあります。マイナスとしか思えない出来事であっても、視点を変えてみると「自分を変えてみる、大きなキッカケ」になることもあります。他人の良くは思わない言動も、自分磨きの大きなヒントになるというのが…他山の石の考えです。

他山の石の由来

他山の石の一節は、中国に古くからある「詩経」という文学書に記されています。たとえよそに汚い石が落ちていたとしても、それを研ぎ石として利用すれば、自分の持っている装飾品が光る。このことから、つまらないと思った他人の言動もひとつの反省材料にすれば、立派なこやしにすることができる…という意味が生まれました。

他山の石の文章・例文

例文1.A社の失敗例は他山の石だ、我が社も問題点がないか会議で検討してみよう
例文2.あの人を見て、他山の石にすることが大切よ
例文3.面倒な人間関係も修行のひとつ、他山の石の精神を学ばなくちゃね
例文4.あおり運転で逮捕された犯人を見て、他山の石だと痛感した
例文5.友だちのミスは他山の石、同じ間違いをしないようにテスト勉強がんばってね
他山の石にはくだらない・つまらないと思ったことも、スルーするのではなく「そこから何が学べるのか」考えてみることがまずは大事と説いた言葉です。他人事ととらえず、自分だったら…と他者を自分におきかえてみることから「自分磨き」は始まるのかもしれません。

また失敗例をしっかりと次に生かす事は何よりも重要ですから、そういった点も次の会話例で確認をしましょう。

他山の石の会話例

  • 質問者アイコン

    今回のA社の情報漏洩事故は他山の石にしなければいけない。
    しっかりとウチの会社の情報の取扱体制を各部署で連携して取る様に通達を出してくれ。

  • 回答者アイコン

    承知しました。
    社内に再度情報の取扱についての周知のメールを飛ばしておきます。

  • 質問者アイコン

    会社としては、常に襟を正して、
    同業他社の失敗から学んでいかなくてはいけない。
    組織をより強固にする為にも今回は好機と捉えてやっていこうと思う。

  • 回答者アイコン

    役員・管理職の人間は社長の意向をしっかりと理解して、
    全ての社員が今回のA社の事故が対岸の火事ではない事を認識する必要がありますね。

いつどこでもリスクや可能性は存在します。自分の身に降りかかっていない出来事や事柄であっても、失敗の事案から学ぶことや変化を求められる事があります。そういった時にその可能性から目を背けずに行動していくことが、重要であると言えるのではないでしょうか。

他山の石の類義語

他山の石の似た言葉として、「反面教師」「人のフリ見て我がフリ直せ」「人こそ人の鏡」「下手は上手の手本」などのことわざがあります。

他山の石まとめ

思わず目を疑いたくなるような他人の行動を目の当りにすると「自分には関係のない出来事」とさっさと片づけたくなるような事もあります。つまらない・くだらないと思える他人の言動こそ、自分を光らせる未来のメッセージ。思わぬヒントが隠れていることもあります。身近な人を反面教師にしながら、正しいおこないを選択していくのも、大人としての価値のある生き方です。

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