リベラル

リベラル(liberal)とは自由、自由主義という意味で通常はその通りに使用され問題がありません。しかし、これが政治的な側面になると、少々意味合いが違ってきます。特に日本の場合は、現在の政権は自由民主党こと自民党で、戦前戦後も含めて長期間、日本を支配してきた事から保守や伝統主義の反対勢力が、リベラルとなります。
前回の衆議院選挙で、民主党が分裂しそこでリベラルという言葉が何度も登場したのが、それを物語っています。直訳すると自由ですが、これが政治的なリベラルは与党に対する反対であり、その次に信条などがあるのも事実です。
自由民主党の英語表記は「Liberal Democratic Party」で、ここでリベラルが使われる事から、自由=保守となります。そもそも、与党であり多数の議員を抱える巨大政党が自由というのは、言葉の意味だけ取ると矛盾だらけですが、国家や国として民主主義と資本主義を貫くと拡大解釈すると、自由と保守が結びつきます。

リベラルの意味とは

自由を意味するリベラルですが、フリーダム(freedom)やリバティー(liberty)も同じ意味です。しかし、後者二つは政治的な用語としては不向きで使用される事はありません。ここにリベラルの本来の意味が隠されているのです。
政治番組やニュースを観ていると、コメンテーターなどがリベラル、リベラル派と発して説明する事があります。先ほどの民主党分裂の際にも、リベラル派であると主張したり、またある時は「リベラル派を排除する」という発言が物議を醸し出した事もあります。
リベラルやリベラル派は、「新しい試みをする集団」や「政治的な革新派」として知れ渡っていますが、最近は考えが反対するものをリベラルと呼ぶのが定着しているようです。そうなると、自民党内にもリベラル派が存在する事や、オバマ前大統領がリベラル派と呼ばれるのも、理解ができます。トランプ大統領の方が、実際は異論もありますが、革新的なことを多数していますがリベラルではなく保守に位置付けられます。
因みに、リベラル(派)の反対となるのが、コンサバ(派)ですがこれは日本では政治用語としてあまり定着していない気がします。安倍総理がコンサバ…などは見聞きする事はありません。
本来のリベラルの意味が機能せず、便利な政治用語として幅広く使われているのが、現在のリベラルという言葉の姿です。

リベラルの由来

諸説ありますが、イギリス人哲学者のジョン・スチュアート・ミル氏による1859年の書籍「自由論」が、個人の自由を説いた初の試みで「リベラル」の自由主義などに大きく関係しているとされます。政治的な側面では、欧米では保守派と革新派が対立する構造が古くからあり、伝統勢力に対抗するのがリベラルなのです。

リベラルの文章・例文

例文1.リベラルも今では便利な言葉になってしまった
例文2.直訳するとリベラルは自由になる
例文3.しかしリベラルは反対という意味合いが強くなる
例文4.リベラルに対してコンサバもある
例文5.リベラル派の勢力が増してきている
リベラルは自由という意味ながら、現在は殆ど政治的な場面でしか使われないのも事実です。本来の自由は、フリーやフリーダムで事足りるので、例文も政治的なものばかりとなります。

リベラルの類義語

リベラルの類義語には、「改革」「先進」「政治的自由」などの言葉が挙げられます。

リベラルまとめ

政治的な革新派や新しい試みをするのがリベラルですが、現在はその意味だけではニュース番組や政治家の発言で、意味が理解できなくなる事が多々あります。意見に反対する議員や少数政党、時にはその真逆になるのがリベラルで便利に一人歩きしている言葉とすると、納得できます。

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