ブラックスワン

このブラックスワンは、映画のタイトルやお店の名前などに使われていることも多いので、言葉自体は見たり聞いたことがあると思います。それらの場合にどのような意味で付けているのかは分かりかねますが、相場の世界では昔から1つの意味だけで使われています。

ブラックスワンの意味とは

ブラックスワンは直訳すると「黒い白鳥」となり、この時点で矛盾しているのが分かります。白鳥と言えばご存知のように、全身が白い水鳥のことだからです。
しかし、世の中にはそのような水鳥が実際に存在します。滅多に見られることはありませんが、全く存在しないという訳ではないのです。相場の世界では、このようなまず信じられない、見たことがない、しかし起こってしまったことに対して、このブラックスワンという言葉を使います。
それだけ衝撃的だという時にこそ使う言葉で、多少の相場の上下程度では使いません。それこそFXで数年前に起こった、スイスのフランが110円台から僅か30分足らずで80円以下まで下がってしまった、あのスイスフランショックのような時にこそ使う言葉です。

ブラックスワンの由来

ブラックスワンという言葉がこのように使われるようになった由来は、オーストラリアでかつて、黒い白鳥が見付かったことからです。西暦1700年以前の話ですが、当時は突然変異かと思われたその黒い白鳥は、その後の研究でオーストリラリアの固有種であり、白鳥とは別の生物だと分かりました。そして、ブラックスワン(日本語ではコクチョウ)と名付けられたのです。
発見された当初、そんな白鳥の存在はありえないと生物学者の間に衝撃がはしったことから、相場の世界でとても信じられないことが起こった時に、このブラックスワンという言葉を使っています。

ブラックスワンの文章・例文

例文1.これだけの相場の下落はブラックスワン級だ
例文2.この程度でブラックスワンは大袈裟だ、あのフランの時じゃあるまいし
例文3.そんなに大金を投資をして、もしブラックスワンでも起こったらどうする?
例文4.ブラックスワンなんて10年の一度あるかないかだ
例文5.ブラックスワンの経験がある人は慎重になるのも分かる
ブラックスワンはこれだけ相場が下がった、または逆に上がった時に使うと決められている言葉ではなく、前述のスイスフランショック並のことが起こらない限りはまず使いません。その為、ある程度の経験があっても、聞いたことがない人も居るのではないでしょうか。

ブラックスワンの類義語

ブラックスワンの類義語は、日本語で「青天の霹靂」です。この言葉は、快晴なのに急に雷が鳴るという意味で、ブラックスワンと同じく、にわかには信じられないことが起きた時に使います。
相場の世界でも、この青天の霹靂をいう言葉を聞くことがありますが、ブラックスワンと言ったの方がいかにも相場慣れをしている感を出せる為か、こちらが好んで使われています。

ブラックスワンまとめ

ブラックスワンはそれなりの相場取引の経験があっても、滅多に聞く言葉ではありません。しかし、いざそれが起こってしまうと大騒ぎになるのは間違いありません。

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