ファイブアイズ

イギリスのEU正式離脱を控えた状況を踏まえて、今後確実に注目される言葉の一つが「ファイブアイズ」です。英米を中心とした、英語圏5カ国による諜報協定で、経済的な効力はないとされますが、実際はこの5カ国が政治や経済面でとても強固な関係を維持し続けているのは、誰が見ても明らかです。

ファイブアイズの意味とは

ファイブアイズ(Five Eyes)は別名で、正式には「UKUSA協定」(うくさ協定:United Kingdom ? United States of America Agreement)となります。イギリスとアメリカを中心にして、オーストラリアとカナダとニュージーランドの計5カ国で、諜報機関など世界中の設備を相互・共同する目的の協定です。
UKUSA協定の組織は、アメリカ国家安全保障局(NSA)、イギリスの政府通信本部(GCHQ)、カナダ通信保安局(CSEC)、オーストラリアの参謀本部国防信号局(DSD)、ニュージーランドの政府通信保安局(GCSB)になります。

発足時は、イギリスが植民地とした歴史的な経緯と、アングロサクソン人(白人)が実効支配しているなどが条件でこの5カ国になりました。第二次世界大戦前後から協力体制が始まり、現在もその友好関係が維持されています。今では世界中のネット情報やメールなども傍受可能とされ、サイバー攻撃などの分野でも突出した存在力を発揮している。

2013年、アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員であるエドワード・スノーデン氏が、NSAなどファイブアイズの活動を暴露して、ロシアに亡命した出来事はあまりにも有名です。スノーデン氏曰く、日本だけでなく世界中がファイブアイズに盗聴されているのが現実で、日本で成立した”特定秘密の保護に関する法律”もアメリカの思惑通りになったと持論を展開しています。

ファイブアイズの由来

ファイブアイズは見事なネーミングで、”五カ国の眼”によって世界を監視していると、物語っています。正式には「UKUSA協定」で、United Kingdom ? United States of America Agreement の頭文字から取ったのは明確ですが、ファイブアイズの方が浸透しています。
UKUSA協定の歴史としては、英米の関係が同じ様なルーツで良好な関係を戦前から続け、それが第二次大戦後はソビエトとアメリカの冷戦もあり、一層と深い関係を築く事になりました。そこに、アングロサクソン人で文化や言語も似通っている、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドも加えて、巨大な協定グループを作り上げる事に成功しました。
情報収集ではロシアや中国がいくら台頭しても、このファイブアイズを本格的に脅かす存在には程遠いのが実情です。

ファイブアイズの文章・例文

例文1.ファイブアイズが世界の情報を収集している
例文2.日本もファイブアイズによって監視されている
例文3.英語圏が世界を制覇する為にファイブアイズが存在する
例文4.ファイブアイズがあまりにもやり過ぎると世界は分断される
例文5.ファイブアイズが日本を利用している
ファイブアイズは国際政治で利用される言葉なので、例文のような使い方が多くなります。ファイブアイズの五カ国以外では、あまり良い意味で使われる事もなく、ロシアや中国などはさらに敵対し憎々しく思っているものです。

ファイブアイズの類義語

ファイブアイズの類義語には、「軍事同盟」「連盟」「協約」「合意」などの言葉が挙げられます。

ファイブアイズまとめ

英米を中心にした情報収集や諜報活動をしている五カ国が、「ファイブアイズ」です。そのやり方に、不満を見せる国々もありますが、現実として活動を止めるのは不可能です。
ファイブアイズの活動は同盟国でも無関係なので、日本やドイつも盗聴された事が発覚しています。しかし、ファイブアイズ同士はそれぞれを諜報活動しないルールがあり、盗聴はされていないそうです。
冷戦時代はその意義もありましたが、現在はファイブアイズの国々の利益と、中国やロシアを始め世界中を監視するのが、目的に様変わりしました。

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