ソシオパスな恋人

ソシオパス(sociopath)

「ソシオパス」とは、本当に耳慣れない言葉ですよね。直訳するなら「社会病質者」や「反社会性パーソナリティ障害」となり、要するに「サイコパス」の一種となります。何だか、犯罪者のようでこんな人には近付きたくないものですよね。しかし、「ソシオパス」がイコールで犯罪を犯す者や疑いがある者ではなく、単に協調性がなかったり社会適応力に欠けているだけとも指摘されています。そんな現代人に多いとされる「ソシオパス」の解説となります。

ソシオパスの意味とは

「ソシオパス」の意味は以下の通りとなります。
 (1)社会病質を意味する「ソシオパシー」(sociopathy)状態の事で、他者への共感や協調などが欠如した考えの人物。
 (2)精神病などを意味する「サイコパス」(psychopath)にとても近い意味を持つ言葉で、反社会性パーソナリティ傷害者に該当するが、病気ではないので社会生活が送れる状態。
 (3)自意識過剰や共感欠如など誰もが多少なりとも持ち合わせているものが、過大になり過ぎた状態の者で、相手の気持ちを理解しない人格障害の一種。

上記の説明だけでは、どうも意味が分かりかねるのが「ソシオパス」ですよね。簡単にいうと、短気・無関心・協調性欠如・嘘つきなどの特長があり、これらをいくつも持ち合わせたり中には一つ二つしか当て嵌まらないが、その度合いがとても高いなど複雑に絡み合っています。良く間違えられる「サイコパス」と「ソシオパス」の違いですが、「サイコパス」の方が積極的に行動に出て先天的、対する「ソシオパス」はそこまで行動的ではなく環境などが要因による後天的とされます。日本では「反社会性パーソナリティ傷害」や「非社会性パーソナリティ傷害」とも呼ばれ、社会の一般常識を破る、他人を騙す事などに罪悪感を持たないので、犯罪傾向に走る可能性が高いです。しかし、「ソシオパス」に当て嵌まっても必ずしも犯罪を犯す訳ではなく、近年は自意識過剰な人物が増えていて、それは「ソシオパス」の特長とも合致するので、その線引きが難しいです。何より他人に無関心でもあるので、犯罪に興味を抱かないケースも多いのです。「サイコパス」の場合は限りなく精神病に近く、時々感情コントロールが出来ずに他者に危害を加える可能性もありますが、「ソシオパス」は”社会病質”であり、基本的には社会に溶け込め精神コントロールも出来る状態です。しかし、共感などが著しく欠けているので周囲から浮いた存在になりがちです。ですが、これも近年は人前では共感できる「ソシオパス」も多く、また外見や内面が魅力的な場合もあるので、他人から見るとカリスマや影響力ある人物に見えるのでとても厄介です。

ソシオパスの由来

「ソシオパス」は「サイコパス」から派生した言葉で、提唱したのは行動遺伝学者デヴィッド・リッケン氏です。曰く、反社会的人格にはサイコパス、ソシオパス、性格神経症の3つに分類され、「ソシオパス」の”ソシオ”(socio)は社会的、”パス”(path)は哀れみ・性質・感情・要素を意味する”ペーソス”(pathos)を短縮させ合わせたとされています。

ソシオパスの文章・例文

例文1.姉が短気なのでソシオパスと罵ったら、逆にサイコパスと文句を言い返された。
例文2.テレビを見ていると、ソシオパスにしか思えない芸能人や有名人が多数出演している。
例文3.サイコパスと比較すると、ソシオパスはまったく知られていない言葉だ。
例文4.ネットを荒らす人物をネットサイコパスと呼ぶので、今度はネットソシオパスも広がるかも知れない。
例文5.ソシオパスは口達者で嘘つきなので、まるで成績優秀な営業マンのようだ。

「ソシオパス」の状態を説明するような例文となります。

ソシオパスの会話例

  • 質問者アイコン

    最近付き合い始めた彼氏はどんな性格ですか?

  • 回答者アイコン

    それがねー、ちょっと変な人で。感情に欠けるというか、優しくないっていうの? 店員さんとかにも、冷淡すぎるほど素っ気なくて、ちょっと付き合ったの失敗したなーって思っている。

  • 質問者アイコン

    それってサイコパスじゃなくて、ソシオパスに分類されるヤバイ人じゃないんですか?

  • 回答者アイコン

    何それ、って言うかやっぱり危ない性格なのかなー。ちょっと怖くなってきたよー。別れたら何かされるかなー。

「ソシオパス」らしき彼氏と付き合って後悔している内容の会話です。

ソシオパスの類義語

「ソシオパス」の類義語には、「サイコパス」「サイコキラー」などの言葉が挙げられます。

ソシオパスまとめ

「ソシオパス」は社会病質や反社会性パーソナリティ障害を意味し、要するに短気・無関心・協調性欠如・嘘つきなどの特長を持つ人物です。この様な特徴から危険人物と扱われがちだが、実際には犯罪を犯す可能性は極端に高くなく、通常の社会生活を送っている。”社会病質”と言われるが、真っ当に過ごしながらも共感や協調性だけが極端に欠ける場合もあり、表面上では判別し辛くなっています。

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