コミュニケーションコスト(Communication Costs)

「コミュニケーションコスト」とは「相手との意思疎通や情報伝達で掛かる(無駄な)時間や労力を指すビジネス用語」です。簡単に言えば、物分かりが悪い人とはコミュニケーションに時間を取られるので損をしているとして「コミュニケーションコストが高い」となります。体のいい悪口や陰口とも受け取れますが、不思議な事にカタカナ語になるとそんな悪いイメージが払拭されるようです。それではビジネス現場では必須とも言える「コミュニケーションコスト」の解説となります。

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コミュニケーションコストの意味とは

「コミュニケーションコスト」の意味は以下の通りとなります。
(1)主にビジネス用語で、相手との意思疎通を図る際に生じる時間や労力の事。
(2)相手と情報の伝達や共有をするのに時間が掛かるのはコミュニケーションが上手くいってないので「コミュニケーションコストが高い」状態で、反対にスムーズに意志疎通が出来ているとコミュニケーションが円滑なので「コミュニケーションコストが低い」状態になる。
”コミュニケーション”は「人間同士による意志や感情などの伝達」「身振りや音声で情報伝達をする事」、”コスト”は「費用」「原価」「生産費」で、これまで”コスト”はビジネス現場での費用や時間や労働力などを称して使われる事が多かったのですが、最近はさらに「労力」という側面も大きくなり、”コミュニケーション”が上手くいっていない場合や難しい相手などにはその分で無駄な時間が取られるので「コミュニケーションコスト」と呼ばれるようになりました。ビジネス現場でこちらが説明をして、まったく同じ内容でも理解出来る人と出来ない人がいるので、理解出来る人は”コスト”が掛からないとして「コミュニケーションコストが低い」、反対に理解出来ない人は”コスト”が掛かるので「コミュニケーションコストが高い」となります。要するに、無駄な時間を取られるのを嫌うビジネスマン的な思考や発想から、話が理解出来ないや面倒な人をある種切り捨てるように「コミュニケーションリスト」と結論付けるのです。本来なら多少意志伝達が上手くいってなくても、それが逆に密な関係を築く事に発展したり、或いは新しいビジネスに活かせるなどのチャンスが芽生える事もあるのですが、現代は物事を表面上だけで見るので”コミュニケーション”が上手くいってないと短時間の付き合いから短絡的に全てを判断します。よって、まとめると「コミュニケーションコスト」はビジネス用語として意思疎通の是非を問う概念のようになっています。

コミュニケーションコストの由来

「コミュニケーションコスト」の由来は残念ながら不明ですが、日本では2007年頃からビジネス現場で使われるようになりました。当初は日本企業のメリットとして、一つの会社に長く働く事や年功序列はコミュニケーションを図る上で優れているとして使われましたが、次第に単純に”コミュニケ—ション”が上手くいかないのを時間の無駄として厳しい評価で用いられるようになります。

コミュニケーションコストの文章・例文

例文1.上司と会話をしていると明らかに嫌な顔をしているので、自分のコミュニケーションコストの低さが原因なんだと考え、話し方教室にでも通おうと模索している。
例文2.大企業に勤める知人らはいけ好かない奴らばかりだが、遂にはプライベートでもコミュニケーションコストを語り出し、とてもではないが付き合いきれないと今後は会うのを控えるようにした。
例文3.日本企業の情けないところはコミュニケーションコストを取引先に求めるのはまだいいが、肝心の自分達が斜陽産業で落ち目になっている自覚が皆無な所だ。
例文4.コミュニケーションコストがとても高く社内でも優秀と評判の良かった同僚が痴漢で捕まり、その饒舌なスキルでどんな言い訳を警察官にしたのか笑えてくる。
例文5.入社したばかりのスマホ世代の部下は、コミュニケーションコストがあまりにも低く一緒に仕事をするのは無理なレベルだが、彼も自覚があるのかSNSで社内の文句を垂れ流しストレス発散をしているようだ。
ビジネス用語の「コミュニケーションコスト」を使った例文となります。

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コミュニケーションコストの会話例

  • 質問者アイコン

    あれ? スーツをクリーニングに出しておいてって、言ったよね?

  • 回答者アイコン

    だから出しておいたじゃない。

  • 質問者アイコン

    それはスーツだけじゃん。ワイシャツも一緒に出すのが常識だろう。全部説明しないと出来ないって、本当っにコミュニケーションコストが高くなるわ!

  • 回答者アイコン

    何がコミュニケーションコストよ! 偉そうに。これからは自分でクリーニングに出しなさいよ。

険悪な雰囲気の夫婦の会話内容です。

コミュニケーションコストの類義語

「コミュニケーションコスト」の類義語はありません。”コミュニケーション”の類義語は「伝達」「通信」「意志疎通」「共感」「シンパシー」など、”コスト”は「経費」「代償」「出費」「物入り」などの言葉が挙げられます。

コミュニケーションコストの対義語

「コミュニケーションコスト」の対義語はありません。”コミュニケーション”の対義語は「ディスコミニケーション」「ノンバーバル・コミュニケーション」「非言語コミュニケーション」など、”コスト”は「収益」「利益」「売価」などの言葉が挙げられます。

コミュニケーションコストまとめ

「コミュニケーションコスト」は「コミュニケーションの労力」といったニュアンスの言葉で、主にビジネス現場で意志伝達や疎通を要するのに時間が掛かるのを「コミュニケーションコストが高い」とします。最近は単純に費用や出費を”コスト”とするだけでなく、コミュニケーションで要する無駄な時間も”コスト”と判断するので、そこから「コミュニケーションコストを低くする(抑える)」のが求められています。

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