カントリーリスクを意識して行動する

カントリーリスク(country risk)

洋菓子の名前と勘違いしそうな「カントリーリスク」ですが、これも経済用語となります。直訳すると「国の危険」となり、経済用語なので「その国に投資するリスク」や「テロや戦争が起こりそうな国への投資リスク」といったニュアンスでしょうか。それでは、詳しい解説を始めさせて頂きます。

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カントリーリスクの意味とは

「カントリーリスク」の意味は以下の通りとなります。
(1)政治や経済情勢が特に不安定で、その国や地域に投資するのが極めてリスクが高い事。
(2)株や為替などの金融商品を売買する際、特に債券の場合はその国ならではの政治や経済状況がリスクとなる場合がある。一般的にはアフリカ、中南米、中東、東南アジア、東ヨーロッパなどの途上国や後進国が該当し、これらの国々に投資をするのはリターンも大きいがリスクも極めて高く、それを総合的に「カントリーリスク」と呼ぶ。
(3)投資対象としてのその国の信用度。
(4)その国や地域の自然、法整備、周辺国との関係性、関税、日本との関係性も含めた、一連の投資的なリスク。

「カントリーリスク」は最近何かとよく使われる経済用語の一つです。意味としては、個人投資家や金融・証券用語としては上記の通りですが、実際にはもう少し幅広い意味で使われます。それは、ある企業が某国に進出しようとした際に、詳しく調査をした結果ではあまりにも政治や社会情勢のリスクがあり損失が大きいと結論付けた場合や、危険視される国への旅行、海外発祥の不確かな投資話など、これらも「カントリーリスク」が要因となります。また、中国は近年目覚ましい発展で経済大国ですが、それでも古くからの日本人や一部にとっては政治的な意味でのリスク有る国として見られているので、これも「カントリーリスク」がある国となります。また、為替取引やFX的な視点からでは、金利が高い国々であるトルコ・ブラジル・南アフリカ等々も実は「カントリーリスク」が高いとして認識されています。金利がやたらと高いのは、それだけ信用度が低い裏返しなのです。また、かつては東ヨーロッパは危険視されていましたが、最近ではその中でもハンガリーなどは急成長の経済国として注目されているので、かつての様な「カントリーリスク」が高い国として扱う状況ではなくなっています。さらには、当然ながら自然災害が多いなどもリスクとなりますし、どんなに状況が整っていても大統領などが選挙で変わり体制が一変するようならそれも「カントリーリスク」となります。

カントリーリスクの由来

「カントリーリスク」については、他の経済用語と同様に由来など詳しい点は不明ですが、一説によると日本では1973年に起こった第一次石油ショックが発端とされています。この時は不景気による原油高が問題となったが、途上国に対する債務も膨大に膨らみ、それが他国に対して投資などを行う際にはリスク管理を徹底するような動きに拍車をかけたのです。

カントリーリスクの文章・例文

例文1.カントリーリスクは大事だが、それをあまりにも気にしていると投資ができない。
例文2.個人投資家ならカントリーリスクよりも、トランプ大統領のTwitterの方が何倍も危険で心臓に悪い。
例文3.カントリーリスクは円安に頼らざるを得ない大企業ほど、実際のところは気が休まる暇もないぐらい気にしている。
例文4.カントリーリスクは旅行者も気にするべきで、いくら海外旅行が好きでも危険な国には行くべきではない。
例文5.米中関係が悪化すると、この大国に頼る周辺各国もカントリーリスクが気になるところだ。

「カントリーリスク」の解説的な文章です。

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カントリーリスクの会話例

  • 質問者アイコン

    ニュースを観ていると、毎日のように中東問題やアメリカの銃社会などが報道されているよね。

  • 回答者アイコン

    あれは一種の暗号なんだよ。

  • 質問者アイコン

    暗号! 何それ?

  • 回答者アイコン

    中東はテロなどの問題が頻発していて、アメリカは銃社会だから危険ですよと、カントリーリスクがある事をメッセージとして企業や旅行者に説いているの。分かった。

中東のテロやアメリカの銃社会も、一種の「カントリーリスク」という会話です。

カントリーリスクの類義語

「カントリーリスク」の類義語には、「地政学リスク」「為替リスク」などの言葉が挙げられます。

カントリーリスクまとめ

「カントリーリスク」は金融や証券用語ですが、それだけに留まらない幅広い意味が含まれています。個人投資家が外国株やFXをするのも、企業が外国進出、個人で外国に旅行するのも要するに「カントリーリスク」と隣り合わせとなります。一般的には、政治や経済などが不安定な国や地域に投資するのは様々なリスクがあるという使い方がされますが、現在ならより幅広い解釈もされると念頭に入れておくべきです。

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