オーバーローン

オーバーローンは日本でもバブル期には非常に大きな問題となり、バブル崩壊後に日本経済を低迷させた問題の一端でもあります。実は一般にイメージされるオーバーローンとは別に違った意味も持っており、今回はそういった意味も説明をしていきます。

オーバーローンの意味とは

オーバーローンの意味は不動産の購入時の借入金と不動産の現在の時価を上回ってしまう事を言います。この場合はすぐに不動産を売却しても不動産の時価よりも低い為、ローンが残ってしまう事を指します。バブル時にはオーバーローンが過剰になり、不動産の時価の数倍、数十倍の貸付を行い、結果的に回収が出来ずに不良債権が生まれて公的資金の投入という事態になってしまいました。
また実はもう一つオーバーローンの意味としては、経済学の用語として使われます。それは金融機関の預金残高よりも貸付金額が上回る事を指します。実は日本の金融期間では1880年代からこういった構造になっており、差額の超過分については日本銀行からの借入金で賄っている状況であり、日本の金融機関特有の構造です。日本銀行からの借入が増えるという事は銀行の財務状態は不健全なものとなります。

オーバーローンの由来

オーバーローンの由来は元々銀行の資金の流れを指す言葉であり、経済学の用語として使われており、日本でも1880年代からオーバーローンの状態になり、戦後の不動産ローンが一気に進んだ状況で広く一般に使われる言葉になったと言えるでしょう。

オーバーローンの文章・例文

例文1.オーバーローンの違法性について認識すべきだ
例文2.銀行経営におけるオーバーローンは大きな問題である
例文3.オーバーローンによって家と社会的地位を失う可能性もある
例文4.銀行の与信審査の甘さがオーバーローンを生み出す
例文5.日銀からの借入に頼っている日本の金融機関の経営は不健全であり、異質だ
不動産での評価額よりもローン残額が上回る意味での使い方と、金融機関の資金状況を指し示す言葉として使われていますが、オーバーローンは決して個人であっても、企業、金融機関であっても健全な状況とは言えません。

オーバーローンの類義語

オーバーローンの類義語としては「債務超過」「貸出超過」「担保割れ」などがあげられるでしょう。

オーバーローンまとめ

オーバーローンにおいては意図的にそれを狙う人もいます。それは自己資金が潤沢にありながら、あえてローンを組む事でROI(投資回収率)を高める為です。ただこれはある程度の規模以上でマンションやアパートを運営・経営している場合に限ります。
一個人のマンション購入やマイホームの購入には当てはまりません。インターネットでも情報は今多くあり、うまい言葉に騙されてマンション投資を行い失敗する人も近年は増えていますから、情報をしっかりと精査して正しい判断をしていきたいですね。

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