オフレコ

世の中には公に出来ない、したくない情報というものがあります。組織の内情であったり、公式に発表する準備が整っていなかったり、外に出せない理由は様々。
しかし、何らかの事情により、正式な形ではないけれど、情報を流したいという場合もあります。このような事情を抱えているときの言い訳として使われるのがオフレコという語句です。

オフレコの意味とは

オフレコをそのままの形で受け取るのなら、情報を記録しないことを意味する語句となります。杓子定規に扱うのなら、オフレコの条件で公開された情報は世の中に出してはいけません。しかし、現実におけるオフレコは、言葉通りの意味合いとは異なる運用がなされています。
出所が不明、信ぴょう性があやふやという建前の下に情報が公開されているのが実情です。現実に合わせるのなら、公然の秘密といった意味合いとなります。

オフレコの由来

オフレコは英熟語のoff the recordが由来となっています。意味は、非公式で、記録しない、公表しない、といった表現となり、禁止の意を含んでいます。

オフレコの文章・例文

例文1.この話はここだけの内緒、オフレコでお願いするね。
例文2.オフレコだからこそ聞ける内情に大いに驚かされた。
例文3.オフレコを条件としてようやくインタビューに成功した。
例文4.あの話はオフレコだが、公式と思ってもらってかまわない。
例文5.先日のオフレコ発言はフェイクで、真相は違っていた。
オフレコは、情報を出す立場、流す立場、双方にとって便利な建前・言い訳として使われています。たとえば、情報に観測気球としての役割を持たせて、あえて流すことで世間の反応を伺うなんてことも。逆に、フェイクの情報を流すことにより、情報そのものを追及の材料として使用することもあります。

オフレコの類義語

同じ意味合いとしては、アンオフィシャルやシークレットなどがが該当します。語句としての使いわけは、情報源との距離、言葉が持つ秘匿性を意識するべきでしょう。たとえば、アンオフィシャルはオフィシャル(公式)の反語です。
情報を提供している存在は、公式に近い立場やその分野に精通した関係者という印象を与えます。シークレットは、情報を把握する関係者が限られていて、機密性の高さを匂わせる語句です。適切に使い分けることで、情報の流れをイメージさせられるので、表現の幅が広がります。

オフレコまとめ

オフレコは、建前社会の日本においては、本来の意味を離れた使い方をされています。情報を出す側・流す側の双方で、オフレコを巧みに駆使して、情報を上手にコントロールしているのです。
何が正しくて、誤っているのか、情報への判断と処理は見誤ると大変なことになります。おぼろげな発言を鵜呑みにするのではなく、多角的に分析することが、情報が持つ実像に近づく近道です。

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