うろ覚え

うろ覚えと聞くと、それだけであまりいい印象はないかも知れませんが、実は結構使う場面が多い言葉でもあるのです。

うろ覚えの意味とは

うろ覚えとは、ハッキリとは覚えていないながらも何となく聞いたことがある、知っていたはずが、正確には思い出せないという状態を表す言葉です。漢字では「虚覚え」と表現し、文字通り、記憶が虚ろな状態だという意味を表します。そこまでは詳しく覚えていない、ぼんやりとは覚えているが正確には思い出せないという時にピッタリの言葉です。”覚え”で締めているように、一度も見たことや聞いたことがなく、覚えようがなかったことを知らない場合には使いません。

うろ覚えの由来とは

うろ覚えの由来は空洞を指す虚・空・洞の字が語源であり、そこから派生してうろ覚えが使われるようになっていた。

うろ覚えの文章・例文

例文1.うろ覚えなので申し訳ないが、多分そうだと思った
例文2.ハッキリとは思い出せない。うろ覚えだ
例文3.そこまで詳しくありません。うろ覚え程度です
例文4.登場人物はうろ覚えでは4人か5人だった
例文5.うろ覚えでそこまでは決めるのは危ないのでは?
正確には覚えていない状態でも、ぼんやりとは思い浮かぶという状態の為、それを頼りに何とかなるという場合と、その状態では危ないというケースの2通りに分かります。
このうろ覚えは、「うる覚え」とも言われることがありますが、これは単に間違いです。そちらの方が発音上の語呂がよいこともあって、間違ってそのように使ってしまう場合があるだけです。このうる覚えという言葉は存在しません。

うろ覚えの類義語

うろ覚えの類義語は、「空(そら)覚え」、「疎(おろ)覚え」がそれに当たります。どれも意味はうろ覚えと全く一緒だと考えて構いませんが、この2つはうろ覚えと比較すると、それほど使われることはありません。また、空覚えには別の意味もあり、”空で言える”(何も見なくても言える)、”空で歌える”(同じく何も見ずに歌える)のような言葉中に使われる”空”の意味で、うろ覚えとは真逆のハッキリと記憶している場合にも使うことがあります。この二通りの意味の見分け、聞き分けは、前後の文脈での判断になります。”空覚えしているから安心だ”といったような場合、この真逆の意味で使われています。

うろ覚えのまとめ

うろ覚えはこのように、何となくにしか覚えていないという場合に使う言葉です。人間は日常の生活中でそのようなことが結構多いので、頻繁に使う機会がある言葉だと言えるでしょう。ただし、使い勝手のよさからあまり多用すると、そんな覚え方ばかりで頼りがないと思われてしまうので注意が必要です。全く覚えていないよりはマシながら、胸を張って使えるという言葉でもありません。

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