JASRAC(ジャスラック、日本音楽著作権協会)

「JASRAC」は正式名称「日本音楽著作権協会」で、その名の通りに音楽家の著作権など権利や利益を守る為に存在していますが、近年は何かと問題を起こしています。それは著作権の徴収法が問題で訴訟に発展するケースが出ているからです。有名なのは、子供達が通う音楽教室からも著作権料徴収が大きな問題となりましたが、さらに結婚式でも流す曲に対し使用料を今後は取る可能性があるとして、試験的なケースを実施する事で物議を呼んでいます。そんな「JASRAC」について、詳しく調べてみました。

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JASRACの意味とは

「JASRAC」の意味は以下の通りとなります。
 (1)正式名称は一般社団法人「日本音楽著作権協会」、英語表記「Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers」の頭文字(日本だけ”JA”)を取り「ジャスラック」と呼ぶ。
 (2)音楽の著作権を持つ作詞家や作曲者から委託され、音楽利用者に対して利用料徴収や著作権侵害の際に法的手続きを行う。また、音楽家の権利等を守る目的もある。
 (3)1939年に設立された日本最大の音楽著作権管理団体で、一応は音楽管理は許可制で新規参入も可能だが、音楽管理のシェア99%と実質的な完全なる独占状態を誇る。

本来は、音楽家の著作権の徴収や管理を行い、また権利なども守るので、日本の音楽文化を育て絶やさない目的があります。ですから、大歓迎されるべき存在であり団体なのですが、近年は批判が相次ぎネット上でもバッシングやその存在意義について議論や炎上が繰り返されています。その理由として、日本の音楽全般を良い意味でも悪い意味でも牛耳っているので、ここに加盟しないと扱いが悪くなります。特にプロデビューに成功した音楽家なら、「JASRAC」から離れて活動するのは無理があります。印税収入の管理などは「JASRAC」だからこそ、出来る業務だからです。その一方、「JASRAC」前身である「大日本音楽著作権協会」から始まったカラオケからの著作権徴収に始まり、ライブハウスや音楽教室とどこからも権利主張を掲げては料金を取るようになり、遂には結婚式場にまで手を出す始末です。これらに対し不平や不満をぶつける人々も多く、何かと炎上や騒動、バッシングが相次ぐのです。最近では、「JASRACから音楽を守る党」なる団体(個人?)が誕生し、SNSなどで大きな話題となっています。

JASRACの由来

「JASRAC」の前身は「大日本音楽著作権協会」で1939年(昭14年)に設立し、1948年に社団法人「日本音楽著作権協会」に改称。1957年に正式名称が現在の「JASRAC」になる。

JASRACの文章・例文

例文1.JASRACは音楽管理をする上で欠かせられないが、その圧倒的な独占が問題となっている。
例文2.JASRACは印税管理をしているが、その分配が不透明とされている。
例文3.SNSなどでアーティスト本人から、JASRACに対し批判の声が挙がっている。
例文4.YouTubeの動画でも、アーティストの曲を使用しているとJASRACが関係してくる。
例文5.将来的にはJASRACが行う著作権管理なども、ネット技術のブロックチェーンが導入され、それによって管理されるようになる。

「JASRAC」は問題が多々あるので、批判めいた例文が多くなる傾向です。

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JASRACの会話例

  • 質問者アイコン

    また、JASRACがネットで叩かれているよ!

  • 回答者アイコン

    えっ、今度は一体何をしたの?

  • 質問者アイコン

    何か、結婚式からも著作権を徴収するみたいだね。

  • 回答者アイコン

    それじゃあ、結婚式の料金もますます上がるよね。それに、気を遣って歌わない人も増えるし…。ますます、結婚式離れや独身が増えるよね。少しは、反対に結婚式からは徴収しませんとか出来ないのかな?

「JASRAC」が新しく導入しようと検討する結婚式の音楽徴収について、男女が批判的な会話をしています。

JASRACの類義語

「JASRAC」の類義語には、「JAA」(一般社団法人「日本美術家連盟」)、「JPCA」(一般社団法人「日本写真著作権協会」)などの言葉が挙げられます。

JASRACまとめ

「JASRAC」は日本の音楽家を守る目的で、楽曲の著作権管理や徴収などを行う団体です。しかし、近年は著作権を盾にして、音楽が掛かる様々な場所に対して徴収を行う様になり、人々から反感を買うだけでなく、その徴収分配からアーティスト側からも批判を度々受けています。ですが、独占的な団体なので、実際にはプロアーティストが「JASRAC」傘下から離れて、著作権の管理や徴収を行うのは不可能であり、また加盟しないと自身の音楽活動に支障をきたすので、已むに已まれず従うしかないのが実情です。

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