「鶏口牛後」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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鶏口牛後(けいこうぎゅうご)

座右の銘としても、よく耳にする四文字熟語「鶏口牛後」。この四文字熟語は戦国時代に説かれた言葉が派生して生まれた言葉です。
この「鶏口牛後」、挑戦や意欲を持つ方にはぴったりの言葉なのです。意味や由来を紐解いていきます。

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鶏口牛後の意味とは

「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」の意味は大きな集団や組織の末端にいるよりも、小さな組織で上の立場にいなさいといった意味です。
「鶏口」は文字通り「鶏の口」を意味し、「牛後」は「牛の尻」を意味します。つまり、鶏の口は一番前にあることから小さな集団のトップとして、牛の尻は大きなものの後ろにあることから大きな集団や組織の末端を表しています。
小さな組織でのトップにいること、そちらの方が皆からも尊重されるのではないかといった意味になります。

鶏口牛後の由来

この四文字熟語のルーツは実は中国にあります。
中国戦国時代に七つの国で勢力を争っていました。当時一番強い国でもあった秦。弁論家である蘇秦という人物は、他の六国と同盟を組もうと説得を試みたところ、それでも弱気になっていた小国に対し、「寧為鶏口、無為牛後」と説いたのです。
わかりやすく説明すると、「寧(むし)ろ鶏口(けいこう)と為(な)るとも、牛後(ぎゅうご)と為(な)ること無(な)かれ」です。

鶏口牛後の文章・例文

例文1.彼は鶏口牛後の精神で会社を興した人物だ
例文2.鶏口牛後の思いを胸に、起業するつもりである
例文3.人生は鶏口牛後であるので、就職は中小企業を選びました
例文4.サッカー強豪校にいるよりも鶏口牛後でありたいため、弱小校に入ることを選ぶ
例文5.上司の指示通りにいた私も、鶏口牛後だと思い転職したところ、やりがいのある仕事に就くことができた
文字を見ただけでは意味がわかりにくい言葉も、意味や由来を知ることでこのように様々な場面で利用することができます。

鶏口牛後の類義語

鯛の尾より鰯の頭」が最も近い類義語と言えます。「腐っても鯛」と言われる魚界のボスの尾よりも大衆魚である鰯の頭にいる方がよいといった意味です。その他にも「芋頭でも頭は頭」や「大鳥の尾より小鳥の頭」が挙げられます。

鶏口牛後まとめ

人それぞれではあるので、必ずしもこの言葉が正しいという教えでもないようにも感じられますが、まさに野望を抱きながら働いている仕事人には心に響く言葉であるでしょう。大手企業から独立して起業するといった人の中には、この「鶏口牛後」の精神を持ち合わせているということです。意味や由来を詳しく知っておくことで、「鶏口牛後」を座右の銘にして人生を切り開いてみてもいいですよね。

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