「青田買い」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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青田買い

「青田買い」という言葉はよく使われる表現です。学生時代よりも社会に出てからの方がよく耳にするでしょう。間違えた意味で使ってしまうと恥ずかしい思いをする事になりますので、ここでは「青田買い」の詳しい意味や由来、使い方や類義語等を解説します。

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青田買いの意味とは

青田買いとは、現時点はなく将来に期待をして対象をしっかりと確保・押さえておくという意味で使われます。就職活動において企業側が新入社員の採用のために、まだ相手が学校を卒業していないうちから採用契約を結ぶことを指します。また、新築でまだ完成していない物件を購入する際にも青田買いという言葉が使われることがあります。農業ではその稲のに収穫量を想定した上で買う事を指します。

青田買いの由来

もともと「青田」というのは田んぼの稲がまだ青い状態のことを表しています。まだ青い田んぼを収穫で得られる利益などを見越して早い段階で買っておくことを青田買いと言い、そこから転じて将来に期待して学生を採用したり新築物件を購入することを指すようになりました。

青田買いの文章・例文

例文1.良い人材が他社に取られる前に青田買いをしておきたい
例文2.この物件は青田買いするか、完成してから購入するか悩ましい
例文3.青田買いと青田刈りの意味は違うので間違えないよう注意が必要だ
例文4.思い切って青田買いしたが、期待していたほどではなかった
例文5.青田買いするには不安要素がまだまだ大きい
一番利用シーンが多いのはやはり人材採用の場面でしょう。一般的な企業だけではなく、スポーツチームのメンバー契約においても使われることが多くあります。わかりやすい例で言うと、プロ野球などではドラフト会議で大卒・社会人から入団する選手は即戦力ですが、高校からプロに入る選手は将来の成長と将来性を買われた青田買いでの入団となるケースが多いのです。

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青田買いの会話例

  • プログラマーの不足は解消出来ましたか?

  • それが難しいですね。どの企業も我先にと必死に青田買いを狙って動くので中小企業は大変です。

  • 青田買いなんて考えられない就職氷河期もあったのに時代も変わりましたね。

  • 特にプログラマーに関してはどこも人材不足なので、青田買いしたくても出来ないくらい早い段階から大企業が囲い込んでいるケースも少なくないんです。

基本的にインターシップは大学等の教育の一環なのでしょうが採用直結型のインターンを見ても分かるように「青田買い」にあたるでしょう。
学生にとっては就職氷河期よりは各企業が青田買いに躍起になっているような状況のほうが嬉しいですね。

青田買いの類義語

類義語には、「先買い」「前買い」「先物買い」「先行投資」等があります。なお、「青田刈り」は類義語ではなく、もともとは戦国時代の戦法で、敵国の田んぼがまだ青いうちに刈り取ってしまい食糧不足に陥らせることを指しています。そのため、「将来に期待して」という意味を含む青田買いとは異なります。

青田買いまとめ

間違えやすいのが、青田買いと青田刈り言葉です。青田買いはポジティブな意味も持ちますが、青田刈りは戦術の方法となりますので、意味をしっかり理解して正しい言葉を使うように心がけましょう。

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