「陶酔感」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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陶酔感(とうすいかん)

「陶酔感」とは「飲酒や薬物摂取などによって、酔った感覚や幸せな気持ちに陥る事」です。お酒というのはストレス発散のリラックス効果、明るく振る舞う社交性を高くするなどの効果がありますよね? また、ほろ酔い状態は非常に心地良いので、これを味わってしまうと病みつきになるとも言われています。このような状態は薬物も同じで特に覚せい剤はその傾向が強く、一時の快感や幸福感を求めて止められなくなって最後は中毒から廃人へとなります。

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陶酔感の意味とは

「陶酔感」の意味は以下の通りとなります。
 (1)心地良く酔ったような感覚や心境。
 (2)幸せな出来事や昔の楽しい思い出、或いはお酒や薬物の力で幸せな気分に浸る状態。
 (3)薬物の中でも特に覚せい剤の作用で得られるハイな気分の酩酊状態。
”陶酔”は「気持ち良い」「気持ち良く酔う」「心が奪われうっとりする」、”感”は「心の動き」「物事の様子」で、端的に説明すれば「気持ち良い状態」が「陶酔感」です。要するにお酒や薬物、又は思い出などの効果から気持ちがリラックスして幸せな状態になる事で、まるでうっとりしているようにも見えます。例えば、単に酷く酔っている泥酔では周囲に迷惑をかけたりする恐れもありますが、「陶酔感」は無縁となります。しかし、いくつか存在する類似表現との差別化として、薬物や特に覚せい剤を使用した際に起こる独特の幸福感に対しての隠語的な意味合いも込めて「陶酔感」とする場合も多いです。それを踏まえて深掘りすると、最高に心地良い状態の後には最悪な禁断症状がやって来て苦しい状態もセットになります。

陶酔感の由来

「陶酔感」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代初期の翻訳小説「花柳春話」(1878年~79年)などに文言が記されています。

陶酔感の文章・例文

例文1.皇居ランナーの中には多分売人も紛れ込んでいて、ランニングウェアで実際に走りながら陶酔感を欲する客と薬の取引をしていると思う。
例文2.酒を飲んで徹夜をすると若い頃は陶酔感を何度も得られたが、年を取ると爆発するぐらいの頭痛と疲れに襲われ、こんなバカな事は二度と出来ないと反省する。
例文3.趣味のソロキャンプで誰もいない大自然から陶酔感を味わうはずが、この前は隣に家族連れやカップルがテントを張りまったく気が休まずに仕事よりも疲れて不快だった。
例文4.チェーン店の激安居酒屋で飲む方が安く陶酔感に浸れる。
例文5.悩みを忘れるには悪魔の薬を使い陶酔感に浸るのが手っ取り早いが、それをやったら人間お終いである。
「陶酔感」を使った例文となります。

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陶酔感の会話例

  • あー今日は飲んだなー。酔ったよ、本当に酔った。

  • はいはい、久しぶりの飲み会が楽しかったのね。ところで今日はどれぐらい飲んだの?

  • 生ビール2杯ぐらいかな?

  • それだけ! ちょっと、あなたお酒弱くなったんじゃない? まあ安く陶酔感を得られるから家計には優しいけど…。

コロナ禍で久しぶりの飲み会に出席した夫が帰宅し、妻との会話様子となります。

陶酔感の類義語

「陶酔感」の類義語には、「多幸感」「幸福感」「酩酊感」「浮遊感」「恍惚」「ハイになる」「ラリッている」などの言葉が挙げられます。

陶酔感の対義語

「陶酔感」の対義語には、「微醺」「ほろ酔い」「生酔い」などの言葉が挙げられます。

陶酔感まとめ

「陶酔感」はお酒や薬物や思い出などの影響によって心地良い状態に陥る事です。多幸感に包まれてもいますし、ハイやトリップになっているともなり、それぐらいうっとりしています。お酒は合法なのに対し薬物は非合法なのでこの二つを同時に扱うのは少々危険で、ほろ酔いのつもりでも場合によっては薬物や覚せい剤使用と疑われる可能性も「陶酔感」には秘められています。

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