陣頭指揮(じんとうしき)

陣頭指揮とは、軍隊の先頭に立って指揮をする事、地位やポジションが高い人が直接現場まで出向いで指揮をとることを指します。よくニュースなどでも「〇〇社長がオープン記念で店舗に出向いて陣頭指揮をとった」など使われる事が多い言葉です。言葉の並びからも意味を想像しやすい言葉ではあるものの、今回は意味や由来についてもわかりやすく解説をしていきます。

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陣頭指揮の意味とは

陣頭指揮の意味は、軍隊の先頭に立って指揮する事、地位や位が高い人が、直接現場や最前線までいき指揮をとる事です。
戦が多かった時代においては、軍隊を率いて先頭に立って指揮をする事に当てはまるケースが多かったですが、現在は地位がある人が直接現場で指揮をとる事を指す時に使う事がほとんどです。

陣頭指揮の由来

陣頭指揮の由来は、言葉を分けて考えていくとわかりやすいでしょう。「陣頭」は活動の最前線という事であり、陣は戦時の軍隊の組織の並びやフォーメーションを指しています。「指揮」は命令して人を動かす事を意味しています。この二つの言葉を合わせる事で、最前線で人に指示を出して動かすという陣頭指揮という言葉になるのです。

陣頭指揮の文章・例文

例文1.警察でキャリア組が陣頭指揮を取ることになるケースは、問題が極めて深刻であるか、もう解決が間もない時かだ。
例文2.社長が陣頭指揮を取ってくれるおかげで、会社は常に目的や目標が明確になり、成長を続けている。
例文3.陣頭指揮を取ると言って、遠方から役員が来たが、現場をわかっていないので、トンチンカンな指示ばかりだ。
例文4.難しい局面において、陣頭指揮をとってチームを牽引するリーダーは信頼される。
例文5.戦時において、死ぬかもしれないリスクを知りつつ陣頭指揮を取る武将は腹が座っていると言える。
陣頭指揮については、昔の時代の使い方と現在に即した使い方の二つがあり、そのどちらも例文として記載をしています。

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陣頭指揮の会話例

  • 質問者アイコン

    最近、君の会社は株価もうなぎ上りで業績も絶好調だね!

  • 回答者アイコン

    会社の業績を牽引している部門の責任者が常に現場で陣頭指揮を取ってくれるから、すごくスムーズに仕事が回っているみたい。

  • 質問者アイコン

    その責任者の人がいると、部下の人は本当に働きやすいし、やりがいも出てくるよね。

  • 回答者アイコン

    本当にそうみたい!同期の子でその部門の子がいるけど、仕事が楽しくて仕方がないって言ってたもの。

好調を続ける部門の陣頭指揮を取って、業務を牽引してくれる責任者と周りに与える好影響についての会話文でした。

陣頭指揮の類義語

陣頭指揮の類義語としては、「主導」「先導」「旗を振る」「コンダクター」「水先案内人」などがあげられます。

陣頭指揮まとめ

陣頭指揮について説明をしてきましたが、もちろん良いケースで使われる事もあれば、悪いケースで使われる事もあります。例文の中にもあった様に、普段実情や現状を把握していないにも関わらず、注目が集まるときや手柄になりそうな時にだけ、矢面に立ちたがる人もいます。陣頭指揮を取るということは、組織の責任を取るという事にもなりますから、軽はずみなことはできませんね。

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