「費用対効果」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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費用対効果(ひようたいこうか)

費用対効果とは「費用に対する利益や成果で、コストパフォーマンスの事」です。企業のマーケティング部門などに勤めていると、日頃から利益の数字ばかりを追い掛けて、費用対効果を常に気にしているものです。企業人としての費用対効果と消費者としての「費用対効果」並びに「コストパフォーマンス」(コスパ)は本質的には同じなのですが、立場の違いから微妙に異なる点もあります。そんな点を踏まえて費用対効果の解説となります。

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費用対効果の意味とは

費用対効果の意味は以下の通りとなります。
(1)支出した費用によって得られる利益や成果や結果の事。
(2)ビジネス用語におけるコストパフォーマンスの度合いで数値が高いほど優れている。
(3)英語「cost-benefit performance」(コストベネフィットパフォーマンス)を略した「B/C」(ビーバイシー)、コストパフォーマンス(コスパ)、費用便益比なども同義となる。
費用対効果は企業などにおける費用と利益(成果)の割合を計る指標のようなものです。要するにある商品を開発する上での費用とその結果の利益が分かれば、計算によって費用対効果は導き出されます(費用対効果=効果-費用)。近年は若い人だけでなく何かと「コストパフォーマンス」を略した「コスパ」という言葉が叫ばれますが、これも実は費用対効果なのです。例えばコンビニで食材や弁当を購入するよりもスーパーで購入する方がお得ですが、さらには特売日を利用したり、或いは激安スーパーで購入すれば、さらに「コスパが良い」「コスパが高い」買物になります。より安くて量も多い方がお得なので激安スーパーを利用するのが「費用対効果」が最も高いのです。従って、「コスパが高い」=「費用対効果が高い」は同義扱いとなります。一方でまったく同じ見方ながら、ビジネス用語として投資収益率「ROI」(Return On Investment)、広告コスト「CPA」(Cost PerAcquisition)などと関連させて費用対効果が紹介される事も多々あります。要するに、一般人が日常の買物などから得るお得や損と、ビジネス用語として費用と効果(利益)から算出される割合や度数が費用対効果です。

費用対効果の由来

費用対効果の由来は残念ながら不明です。英語「cost performance」(コストパフォーマンス)を日本語訳したものですが、具体的にいつの年代かなどの詳細が分かりません。

費用対効果の文章・例文

例文1.愛車のハイブリッドカーは燃費が大変良く価格も割安なので費用対効果が優れているが、それでも軽トラや軽ワゴンに比べたら劣っている。
例文2.費用対効果を気にすると無駄遣いが出来なくなるので、あまり気にしないで好きなように使う方が実は人生を楽しんでいて、生きる上での充実度は抜群だ。
例文3.課長は費用対効果に煩いので、少しでもコストカットして利益を上げないと僻地に飛ばされてしまう。
例文4.彼女は何かと費用対効果を頭の中で計算し、少しでもコスパが良い物を選ぶ選択をして喜んでいるが、俺というコスパ最悪と付き合う決断をしたら最後に地獄が待っている事をまだ知らないようだ。
例文5.日本の社会で働くほど費用対効果が悪いものはなく、庶民の上には人材派遣会社や大企業に政治家がふんぞり返っている。
生活における費用対効果についての例文となります。

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費用対効果の会話例

  • また100円ショップで買物してきたの?

  • そうよ。何か不服でもある?

  • いいんだけど…、費用対効果は逆に悪くない。安いものを大量購入しても物持ちが悪いだけじゃない。

  • あーやだやだ。あなたのように昭和脳の人と一緒に暮らすのは。最近の100均はコスパ良い商品で溢れていて、人気商品はすぐに完売するのよ。

100均ショップが大好きな妻とあまり好きではない夫の会話内容です。

費用対効果の類義語

費用対効果の類義語には、「費用対便益」「投資対効果」「コストパフォーマンス」「お買い得」などの言葉が挙げられます。

費用対効果まとめ

費用対効果は支出費用における成果や利益の事で、主にビジネス用語として企業における商品販売や利益率などの指標として用いられます。費用対効果が高い商品ほど、それだけ企業に高い利益を還元し、逆に費用対効果が低い(悪い)ものは改善が要求されます。一方で費用対効果は「コストパフォーマンス」の事でもあるので、昨今何かと使われる「コスパが高い」や「コスパが悪い」も実は「費用対効果が高い」「費用対効果がいとまったく同じ意味合いなります。

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