「自堕落」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

自堕落(じだらく)

「自堕落」とは、怠け者やさぽっているイメージの言葉ですよね。他にも、やる気がないやお酒などにだらしない、いいかげんといったところでしょうか? しかし、時に自堕落な人に対し憧れてしまう一面もありますよね。長年真面目に生きてきた人が、突如自堕落な人に影響をうけて、自らもそんな生活になってしまう…、ドラマや小説でよくあるパターンですよね? 「自堕落」とは良い言葉とは言えませんが、なぜか魅力する言葉でもあります。そんな「自堕落」についての解説です。

[adstext]
[ads]

自堕落の意味とは

「自堕落」の意味は以下の通りとなります。
 (1)行儀や態度にしまりがなく、だらしない生活を送る。
 (2)ふしだら、きちんとしていない。
辞書としての意味は上記になりますが、他にもやる気がない、部屋が汚い、仕事をしない、お酒におぼれるなどを複合的に合わせて「自堕落」となります。例えば、仕事を辞めてしまいその後の就職が決まらないと、自ら謙遜して「自堕落な生活を送っている」と発するものですし、かつて流行った”干物女”と呼ばれる化粧などを面倒がる女性に対しても、「自堕落」と呼ばれていました。これらを踏まえると、昔の「自堕落」は社会のレールから完全に外れた場合に使われていたとするなら、現在は広い意味でだらけていたり、やる気がない、だらしない等の全般として「自堕落」が使われます。ですから、平日はきちんと働いているのに、自ら「自堕落」と称するのも普通の事です。

自堕落の由来

「自堕落」の由来は、残念ながら分かっていません。「だらしない」という言葉は、江戸時代の国学者・喜多村信節によると「自堕落」が元とされていますが、肝心の「自堕落」については不明です。”堕落”の場合は、罪を犯すや汚れる、卑しいという意味で、キリスト教や仏教に関係深い言葉です。古くからの文献としては、1655年の俳諧の連句集「紅梅千句」には、「自堕落な坊主の〜」という一文が残されています。

自堕落の文章・例文

例文1.週末は家から一歩も出ないで、自堕落な生活を送っている。
例文2.就活に失敗し、今では引き籠りの自堕落生活の日々だ。
例文3.自堕落になりたくてなった訳ではない。社会が悪いんだ! と兄が連日叫び、迷惑している。
例文4.自堕落な人でも、人生の成功者もいる。その最たるものが音楽家や小説家だ。
例文5.長期休暇が始まる前は、自堕落に過ごそうと決めているが、結局は忙しなく動き回り、休日半ばで仕事が気になり働きたくなる会社人間だ。

「自堕落」を使った例文です。良くあるパターンと、少し風変わりな例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

自堕落の会話例

  • 自堕落って、仕事もしない、部屋も汚い、全部適当ってイメ—ジだけと当たっている?

  • 当たっているね。今のあなたにピッタリ。そこまで自己分析できるのは才能だよ。

  • 俺はきちんと職安に通っているから、やる気がある現在仮の無職。正しくは、就業希望者なの。お分かり?

  • いいから、部屋を綺麗にして、髭も剃らないと、面接で落とされるよ!

現在無職で、自堕落な自覚がない男性に対し、女性がきつい言葉を返します。

自堕落の類義語

「自堕落」の類義語には、「退廃」「腐敗」などの言葉が挙げられます。

自堕落まとめ

「自堕落」は、生活スタイルや態度や外見などが、だらしない・しまりがない人に対して使われる言葉です。仕事を辞めてしまった場合などに自ら卑下して使ったり、週末は化粧などもせずゴロゴロ過ごす女性なども同様に「自堕落」と自称する事があります。昔は、もう少しアウトサイダーというか社会と接点が切れてしまった人が使う言葉でしたが、今はマイルドで敷居が低くなったものです。

最新の記事はこちらから