「腰巾着」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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腰巾着(こしぎんちゃく)

「腰巾着」とは「腰に下げる小物入れの袋から、権力者の傍にいつも居る子分のような人」です。常に後ろに付き機嫌を取る下部のような存在なので、周囲からするといくら出世や権力志向が強いからとしても少々情けなく見えるのも事実です。しかし、権力ある相手を見極めるのに成功したら確実に当人もいずれ権力者となっていくので、賢い生き方とも受け取れます。そんな権力争いの最短ルートを象徴する「腰巾着」についての解説です。

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腰巾着の意味とは

「腰巾着」の意味は以下の通りとなります。
(1)腰に付ける金銭や守り札など入れた袋物(巾着袋)。
(2)腰にぶら下げる袋から転じて、権力者などの傍を離れないで付き従っている子分のような人。
(3)上司や権力者のかばん持ちで媚び諂う者を軽蔑する表現。
”腰”は「骨盤部分」「餅などの粘り」「紙などの破れ難い性質」、”巾着”は「布などで作った小さな袋」「腰巾着」となり、腰に付ける布などの小さな袋が「腰巾着」です。金銭など大事な小物が入りいつも携帯するので、そこから、権力者に従う子分めいた者を揶揄して「腰巾着」と使うのが一般的です。よって、目上の者や権力者には自分を殺して命令に従う従順な者であり、そんな立場上の者からすると「腰巾着」は部下・子分・側近・腹心・配下といったところで、この関係を否定的に見る者からすると「腰巾着」は金魚のフン・かばん持ち・提灯持ち・プライド無しといった見下されて嘲られる存在となります。しかし、「腰巾着」は単なるステップアップするやり方であり、また権力者の懐に潜りこむスパイ的な役割を演じているだけの場合もあります。それでも世間的には「腰巾着」は大物や権力者に、愛想笑い・顔色を見る・ぺこぺこ・ご機嫌取り・ゴマすりといった印象しかなく、どこか情けないや見っとも無いと思われています。

腰巾着の由来

「腰巾着」の由来は江戸時代初めで、当初は女性がつける袋だったが次第に男性も付けるようになり、次第にいつも一緒にいる子分めいた男に対しても呼ばれるようになり、それが現在も続いています。

腰巾着の文章・例文

例文1.中途採用で入社した〇○さんは、仕事能力は普通だが腰巾着のレベルは並外れていて、今では誰よりも部長・課長のゴマすりが上手で信用を得てしまった。
例文2.父は有名弁護士で時々テレビに出演しては周囲を黙らせる乱暴な意見を出して世間を挑発するが、家では10歳年下の母の単なる腰巾着でせっせと命令通りに家事を黙々とこなすので、性根はM体質なんだと笑ってしまう。
例文3.新橋の人混みを歩いていたら「おい腰巾着!」と呼ばれたので、思わず振り返って「ハイ」と返事をしたら、私以外に三人が同じ事をしていた。世間は腰巾着だらけなんだと痛感した。
例文4.疲れて遅くに帰宅し、息子の寝顔を見ながらこの子も将来は俺と同じように腰巾着になるのかと思ったら、涙が零れそうになった。
例文5.腰巾着になって早三年。今では世間から「〇○総理の腰巾着」とバッシングされた週刊誌を余裕で笑いながら読めるようになり、なんならエロ記事と交互に読み耽るほど精神的に逞しくなったが、時々は会見で感情が爆発し記者を挑発するとボスから窘められるが、「全部お前の所為だろ」とは絶対に言えない。
「腰巾着」の生き様めいた例文です。

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腰巾着の会話例

  • 世の中は二通りの人間がいるんだって。知ってる?

  • 騙す方と騙される方でしょう?

  • それもあるけど、腰巾着になるタイプとならないタイプだよ。

  • それなら、あなたは生涯、腰巾着のまま終わるタイプね。能力ないし慕われないので上にはいけないし当然よね。

夫婦が「腰巾着」について会話をしています。

腰巾着の類義語

「腰巾着」の類義語には、「太鼓持ち」「檎磨き」「小判鮫」「虎の威を借る狐」などの言葉が挙げられます。

腰巾着の対義語

「腰巾着」の対義語は厳密にはありませんが、「反骨」「反体制」「無骨」「裏表がない」などが比較的にそのような言葉となります。

腰巾着まとめ

「腰巾着」は元々は腰に下げる小物を入れる袋の事ですが、それが上司や権力者の機嫌を取るように従う子分に対する呼び名となりました。よって、金魚の糞・かばん持ちといった意味合いの言葉とも類似となり、周囲から見下された表現でもあります。

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