「腐れ縁」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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腐れ縁(くされえん)

腐れ縁とは、本当は別れたい、関係を切りたいと思っているが、離れたくても離れることのできない関係のことを表す言葉です。よく恋愛関係などで腐れ縁という言葉を聞くことも多いのではないでしょうか。恋愛関係だけでなく、友人関係においても含まれることですが、昔は仲が良かったことから、今はその付き合いが嫌でも中々関係を断ち切ることができないという状態です。それでは今回は、そんな「腐れ縁」について解説していきます。

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腐れ縁の意味とは

腐れ縁の意味は、実は悪いネガティブな意味だけでなく、良いポジティブな意味で使われることもあります。ここでは、良い意味と悪い意味それぞれに分けて説明します。

まず、一般的によく使われる悪いネガティブな意味合いとしては以下の通りです。
・本当は離れたいと思っているが断ち切ることのできない関係
客観的に見ても好ましくない関係を揶揄して用いられる批判的な意味を持つ言葉
恋愛関係や友人関係で良く用いられる言葉で、本来は相手のことを少し嫌に思っていて、関係を切りたい、距離を置きたいといった本音があっても、元々の深い付き合いや幼いころからの付き合いに引っ張られて中々関係を断ち切れないという意味になります。本当は今の恋人と別れたいのに、もう学生の頃から5年以上も付き合っている腐れ縁だから別れようにも別れを切り出せないなんて恋愛相談を聞くこともあるのではないでしょうか。

一方で、良い意味でも用いられることがあります。良い意味での腐れ縁とは以下の通りです。
・長い付き合いで、お互いがいることでモチベーションを持つことができる関係
詳しくは由来の方で説明しますが、腐れ縁とは元々は「鎖縁」が語源となっており、鎖で結ばれたように固い関係を表していました。そのため、元々は良い意味でも使われることが多く、昔からお互いを知る関係で、切磋琢磨できる相手であったり、お互いを高め合えるライバル関係であったりと、ポジティブな意味合いで用いることもできる言葉となっています。

腐れ縁の由来

腐れ縁の語源は、先ほども説明した通り元々は「鎖(くさり)縁」でした。鎖という文字が用いられるように、固く結ばれていてまるで鎖のように切ることができない関係を指していました。元々はプラスな意味合いで用いられることも多かったこの言葉ですが、今ではマイナスな意味で用いられることも多いことから、「腐る」という文字を当てて「腐れ縁(くされえん)」と表記して使われるようになりました。

腐れ縁の文章・例文

例文1.5年の付き合いになる彼女と別れたいと思う気持ちがあるが、腐れ縁で中々別れ話を切り出せない。
例文2.腐れ縁とは言え、いつまでも昔のような間柄ではいられない。
例文3.小さい頃からライバル関係にある彼とは、良い意味で腐れ縁の仲である。
例文4.幼馴染にお金を貸してほしいと言われ、腐れ縁で情が入りそうになったが断った。
例文5.腐れ縁という理由で別れるのを悩むときは、大抵別れるべきときだ。
腐れ縁を使った例文になります。腐れ縁が邪魔をして、中々距離を置いたり縁を切ったりすることが難しいという事が珍しくないようです。

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腐れ縁の会話例

  • 高校生の時からもう7年付き合っている彼がいるんだけど、相手に結婚する気がないから別れようか迷ってるんだよね。

  • それなら別れるべきだよ。結婚する気がないのにダラダラと付き合う理由なんてないよ。

  • でも高校生の時からの付き合いだし、腐れ縁で中々別れ話を切り出せないんだよね。

  • でも別れようか迷ってるってことは、もう気持ちが冷めてるってことだろうし、腐れ縁とか言ってそのまま関係続けていてもお互いのためにならないと思うよ。

腐れ縁の長く付き合っている相手と別れようか迷っているという会話をしている様子です。腐れ縁であるがために、自分の意思を伝えづらいというカップルも多くいるようです。

腐れ縁の類義語

腐れ縁の類義語には、「しがらみ」、「悪縁」、「年来の知己」、「旧知の間柄」などがあげられます。

腐れ縁まとめ

腐れ縁とは、本音では別れたいと思っているのに、古くからの付き合いなどで中々離れようにも離れられない関係のことを表しています。よく腐れ縁を断ち切る方法として、連絡先を消すなど連絡手段を絶つことや、2人の思い出の物や写真を処分するなどということも良いかもしれません。腐れ縁によって本当は望まない関係を続けるくらいなら、思い切って関係を断ち切ることも良いかもしれないという事ですね。

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