「脱兎の如く」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

脱兎の如く(だっとのごとく)

何か怖いことがあって一目散に逃げ出すことを「脱兎の如く逃げ出した。」と言いませんか?振り返ると幽霊が近くに…と言った怖い話や怖い人達に絡まれて逃げ出した…というふうに小説などで使われることが多く、実際に口にした方はそう多くないかもしれません。そんな「脱兎の如く」の使い方や意味を詳しく説明します。

[adstext]
[ads]

脱兎の如くの意味

「俊敏に動く」「一目散に逃げていく兎のような様子」「脱兎の勢い」などとても素早い動きという意味があります。

脱兎の如くの由来

兎は肉食獣や狩猟者に追われる際、ものすごい速さで逃げていきます。その様子を人間の動作に当てはめて、素早く逃げたり行動することを「脱兎の如く」というようになりました。

脱兎の如くの文章・例文

例文1.今見ているホラー番組の登場人物が幽霊を見て脱兎の如く逃げ出した
例文2.道で少し怖い人達に声を掛けられたので隙を見て脱兎の如く逃げてしまった
例文3.彼は大切な約束があると言い、定時になると脱兎の如く身支度を済ませ退社した
例文4.彼女は僕の部屋の汚さを見て脱兎の如く出て行ってしまった
例文5.不審な人物がずっと後ろを歩いているので、角を曲がってすぐ脱兎の如く走った
「逃げる」のような言葉を併用することが多いので、脱兎の如くは少しネガティブな印象を受けます。ただ約束や身を守るためにはその判断力と行動力を必要になる場面は多いのかもしれません。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

脱兎の如くの会話例

  • 相手が優しかったから契約うまくいきそうだな。

  • そうですね。
    最後の畳み掛けでこちらが有利なままで話が決まって良かったです

  • 成立したら向こうが他の話をする前に自社に戻るぞ

  • 始めは処女の如く後は脱兎の如くですね。

「初めは処女の如く後は脱兎の如し」には最初は大人しく振舞って油断させておいて、後に素早く行動する。という意味があります。気付かないうちに良いように話が進み脱兎の如く去られたら、反論する余地もなくなりそうです。

脱兎の如くの類義語

脱兎の如く似た言葉としてあるのは「全力疾走」「脱兎の勢い」など主に素早い行動を表す言葉になります。

脱兎の如くまとめ

夏の特別番組の怖い話などでも幽霊に出くわして脱兎の如く逃げたなどと言った話はよく目にします。最近では「一目散に逃げた。」など他の言葉に言い換えられることが増えているためあまり耳にしませんが、「同僚は定時になると脱兎の如く帰っていくんだ。」などと会話に使ってみてはいかがでしょうか?

最新の記事はこちらから