「組閣」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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組閣(そかく)

組閣とは内閣総理大臣に指名された人が新たに内閣の人事を決めて組織することを意味します。9月16日の国会前までは自民党総裁の菅義偉さんは内閣総理大臣ではありませんが、自公連立で衆議院で過半数を持っている為、自民党の総裁=内閣総理大臣になる事が決まっており、既に組閣に動いて調整をしているという事になります。(9/16の国会にて正式に内閣総理大臣に任命されました。)

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組閣の意味とは

組閣の意味とは、内閣総理大臣に指名された人が閣僚を指名することで内閣の人事を組織していく事を指します。
実際には内閣総理大臣に全ての権限があるわけではなく、現状であれば自民党内の派閥への配慮、調整が必要になります。また現状では単独で衆議院の過半数がない事から、連立している公明党への配慮も必要で、前安倍内閣では副大臣に公明党から3名の人が役職についていましたし、状況によっては大臣を拝命する公明党の議員もいるでしょう。

組閣の由来

組閣は日本が現在の政治体制になってからが使われている言葉であり、伊藤博文が日本の初代総理大臣についたのが明治18年、西暦だと1885年ですから、その頃からはすでに使われていたことになります。

組閣の文章・例文

例文1.組閣により内閣の方向性や首相の狙いや目的が分かるものだ。
例文2.組閣については、事前に各所に根回しをされているのが一般的だ。
例文3.今回の様な連立政権だと組閣については公明党への配慮も必要になる。
例文4.総理大臣の組閣においては、重要ポストに如何に力のある人物をおけるかも重要だ。
例文5.常に組閣には、派閥の壁という日本政治独特の問題がついて回るものだ。
組閣は総理大臣の力の見せどころであると同時に自民党内の派閥の覇権争いとも言えるのです。

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組閣の会話例

  • 安倍政権が終わり、ついに菅政権が始まりましたね。

  • 組閣については目新しい発見や驚きはなかったですね。

  • コロナウイルスの問題もあり、大幅に変えるよりはしばらく安倍政権の方向性を踏襲する感じになるんでしょうね。

  • 国内情勢が落ち着いてから、はじめて菅政権の色が出始めてくるのかもしれません。

今回発足した菅内閣の組閣についての会話ですが、今回は安倍元総理の体調不良の退陣という不測の事態であることもあり、無難な組閣と言えるでしょう。

組閣の類義語

組閣の類義語としては「内閣改造」などがあげられます。また組閣のキーポイントとなるのは「党内派閥」「党利党略」であり、「派閥の壁」という問題もあるので、合わせて覚えておくといいかもしれません。

組閣まとめ

組閣については、今回の菅内閣のスタートは比較的安定志向で始まったと言われています。今はコロナウイルスの問題もあり、世界的に不透明な時代であり、大きな変革よりも安定して実務をこなせる人が多く選ばれた印象です。日本の組閣について切り離せない派閥についても、昔の経世会の様なすべてを牛耳る様な派閥や当時の竹下登や金丸信のようなキングメーカーもおらず、分散して派閥が形成されています。派閥が強力な力を持つことの良し悪しはもちろんありますが、派閥の力が弱くなったことで、強烈なリーダーシップを持った政治家が減っているのもまた事実です。

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