終末の日(しゅうまつのひ)

「終末の日」とは「宗教思想”終末論”による人類や地球が滅亡するこの世の最後の日」です。子供の頃などは死んだらどうなるか、死後の世界はあるのか、地球は滅亡するのか等々を真剣に考えたものです。しかし、成長するにつれて受験・就職・結婚など大事なイベントが押し寄せローン支払いに追われると、そんな非現実なあれこれを想像する余裕がなくなるのです。それでもコロナや戦争に核兵器が世界的な問題となると、もしかして「終末の日」が現実にやってくるのではと弱気になるのです。

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終末の日の意味とは

「終末の日」の意味は以下の通りとなります。
 (1)この世の全人類が滅亡するとされる地球最後の日であり、またその喩え。
 (2)ユダヤ教やキリスト教など宗教で語られる真偽が定かではない抽象的な概念であり「終末論」に記載される「人類と世界が破滅する最後の日」。
「終末の日」は実は明確な意味は決まってなく、それぞれの宗教や国に一人ひとりの考え方や向き合い方に左右されているのが実情です。それでも共通しているのは大変宗教色が強く、「この世の最後の日」として大勢が認識しています。ユダヤ教やキリスト教は「終末観」という「終末論(的発想)」をとかく大事にして、その理由としてはこの世(世界・人類など全て)は神が創造したものだから、いずれは終わりがやって来るという考えから成り立っています。また、歴史を振り返るとこれまで栄えてきたメソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明などの古代文明は最後は滅んできたので、その流れから「現文明の崩壊」「人類滅亡」を唱える学者・専門家も一定数居る事から、常に論争を呼ぶテーマに「終末の日」はなっています。何よりも、人は誕生した後は遅かれ早かれ必ず亡くなるので、自分が死ぬという絶対的事実がある以上、全人類や地球が滅亡するのも十分有り得ると深層心理では思っているのでしょう。ですから、危険思想な宗教団体が「終末論」や「終末の日」を語ると、思わず傾倒して教祖の言葉を闇雲に心酔する人がいるのです。さらには、世界はいつの時代も緊張状態から不安定なので、戦争・ウイルス・経済危機などの大問題が起こると当事者だけでなくそれ以外の人々まで「この世はもう終わりだ」と思うので、その声が拡大し大勢から共感されると「終末の日」や「最後の審判」など不安を煽る「終末論」が流行るのです。そんな事からとても扱いが難しい言葉ですが、一般的には日常に大きな悩みがなければ「終末の日」は取るに足らない言葉でもあり、カルト宗教が信者勧誘で便宜上使ったり、詐欺師の常套句というのが実情です。また、アメリカとロシアの大統領が核戦争時に乗り込む特別な航空機は「終末の日飛行機」と呼ばれています。

終末の日の由来

「終末の日」はどの宗教を始まりとするかで意見が分かれますが、キリスト教の「結末論」なら新約聖書に記された「終末信仰」となります。仏教なら釈迦による「末法思想」、ヒンドゥー教ならヴィシュヌ神が現在の「終末論」や「終末の日」の発端と理解できます。

終末の日の文章・例文

例文1.もしも終末の日を迎えたらと毎日イメトレしているので、実際にやってきても大声で叫び狂った様をいつでもできる準備は万端だ。
例文2.今日はまるで終末の日で、前から焼肉デートをすると決めていた彼女は連絡もなく約束をすっぽかし、街を歩けば半グレに絡まれると最悪だった。
例文3.終末の日は近付けば遠ざかり、そしてまたやって来るとまるで海辺の波のように風流だ。
例文4.人類が滅ぶ終末の日を過ぎても、きっとゴキブリはいつも通り台所周りをうろちょろして人間の食べ残しで腹を満たしいつも通りな時間を過ごすだろう。
例文5.今や世界はプーチン帝国の終末の日を願うばかりだが、日本では4630万円の給付金ネットカジノ事件が大々的に報じられ温度差が余計に平を実感させる。
「終末の日」についての例文となります。

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終末の日の会話例

  • 質問者アイコン

    今日は暑っい! 一体何度ぐらいあるの?

  • 回答者アイコン

    もう40度を超えたみたいよ。

  • 質問者アイコン

    嘘でしょう! 本当なの! まるで終末の日だよ!

  • 回答者アイコン

    これだけ地球が太陽で熱されると、本当に終末の日だと思えるわね。

真夏の暑過ぎる日を迎えて、まるで「終末の日」と喩える会話です。

終末の日の類義語

「終末の日」の類義語には、「終末思想」「最後の審判」「地球最後の日」「人類滅亡」「ヨハネ黙示録」「終末観」などの言葉が挙げられます。

終末の日の対義語

「終末の日」の対義語は、強いて挙げるなら「地球誕生」「人類誕生」「興隆」「繁栄(の日)」などの言葉が挙げられます。

終末の日まとめ

「終末の日」はキリスト教など宗教色が強い言葉で、人類や地球が破滅を迎えるであろう最後の日です。それが自然災害や核兵器なのか、それとも巨大隕石落下や宇宙戦争など未知なる出来事によって起こる悲劇なのか誰にも分かりませんが、誰しも漠然と抱える恐怖や不安から「終末論」と一緒に語られる事が多いです。しかし、平で穏やかに暮らす大勢にとっては日頃は意識もせず、学者や宗教などが大袈裟に取り上げるだけとも思える言葉ともなっています。

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