竜驤虎視(りょうじょうこし)

「竜驤虎視」とは「勢いあり世の中を睨むほど権威がある事」です。敢えて飛躍した解釈なら、まるで竜や虎のように敵知らずで勢いがあり、それが世の中や社会という巨大な相手でも怯まず逆に挑むような力強さがあります。それぐらいの権力を握る重要人物とも察すれる「竜驤虎視」の解説となります。

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竜驤虎視の意味とは

「竜驤虎視」の意味は以下の通りとなります。
(1)勢いある強い者が世の中に威勢を奮う事。
(2)威勢ある者が世の中を鋭く睨み威圧する事。
(3)竜が勢い良く天を駆け上り虎が眼光鋭く睨む様から、力ある者が世を睨み相手を威嚇する事。
(4)「りゅうじょうこし」とも読む。「驤虎視」とも書き同義。
”竜”は「蛇に似た体が大きい想像上の動物」「ドラゴン」、”驤”は「踊り上がる」、”虎視”は「鋭い目つきの虎が獲物を睨む」で、力や権力の象徴である竜や虎が踊り睨むという勢いを示す言葉が「竜驤虎視」です。これを人間に例えて、まるで竜や虎のように威勢が盛んで世の中や人を睨み黙らせ、威嚇しています。よって、相手を封じ込めて反抗などさせない強さが感じられます。これが出来るのは権力を握った証拠であり、それぐらいに大物や大人物の喩えとして「竜驤虎視」が使われます。

竜驤虎視の由来

「竜驤虎視」の由来は、中国三強時代の歴史書「三国志」の「蜀志」の諸葛亮伝となります。

竜驤虎視の文章・例文

例文1.警察が半グレチンピラを捕まえる時は竜驤虎視で圧倒的な態度を示すが、その裏ではヤクザの大物とは持ちつ持たれつで繋がっているのだから世の中は上手くできている。
例文2.今は病院で入院を続ける叔父も、十年前までは竜驤虎視で小さな町の田舎では影響力が抜群だったそうだ。
例文3.日本代表のエースとは竜驤虎視なエゴイストでないと務まらないが、そういう個性強すぎる男くさい選手は女性人気がなく、結果としてサッカー人気の停滞に繋がるので本当に難しい。
例文4.愛犬は少しでも餌を与えるのが遅れると、それは竜驤虎視のように主人である私を威嚇しどちらが偉いのか分からせているようだが、一度動物病院に連れていくと怯えてクンクンと鳴き途端に弱くなる内弁慶で笑ってしまう。
例文5.職場で絶対権力を誇り、時には上司にも怯まず物を言う課長は竜驤虎視な男だと実は尊敬していたのだが、家族参加のバーベキューで奥さんにまったく歯が立たない姿を見てからは尊敬が半減した。
勢いがある人や権力者で「竜驤虎視」を使った例文です。

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竜驤虎視の会話例

  • 質問者アイコン

    駅前に新しい床屋が出来ていたから、思わず切ってもらったよ。どう似合う?

  • 回答者アイコン

    ちょっとそれ、似合うも何もパンチパーマじゃない!

  • 質問者アイコン

    そうだよ。威圧感たっぷりだろ。これで少しは竜驤虎視な男に見えるでしょう。

  • 回答者アイコン

    あなたはGTOとかヤンキー漫画が妙に好きだったから、もしかしたらと思っていたかど…、ハー、結婚したのは間違いだったかなあ。

夫がパンチパーマにして妻が呆れるという内容です。

竜驤虎視の類義語

「竜驤虎視」の類義語には、「竜驤虎歩」「竜驤虎躍」「虎視眈々」「野心満々」などの言葉が挙げられます。

竜驤虎視の対義語

「竜驤虎視」の対義語には、「優柔不断」「冷静沈着」「弱気」「消極的」「気遅れ」などの言葉が挙げられます。

竜驤虎視まとめ

「竜驤虎視」は勢いがある竜や虎にならって、世の中を睨むほど威勢が盛んや相手を威嚇するという意味があります。そこから、権力者や存在感ある者の喩えで用いられる言葉で、まるで天下を掴むような勢いの良さが感じられます。

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