「知悉」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

知悉(ちしつ)

大人になると読み方の分からない難しい言葉が出てきても、つい後回しにする事があります。知っていると「教養のある人だな」と思われるのが知悉という言葉です。どんな意味が込められているのか、言葉の泉を探しに行きましょう。

[adstext]
[ads]

知悉の意味とは

知悉【ちしつ】とは、細かい点まで洗いざらし知り尽くしていること・またはそのような人のことを表しています。知悉の「悉」に残らずや全てという意味があるので、全て知っている・余すところなく知っているという意味になります。表面だけではなく、物事の本質まで知り抜いている様子を表しています。

知悉の由来

知悉にはハッキリした出典がなく、言葉の組み合わせで作られた日本古来の熟語と思われます。知ると悉く(ことごとく)を結び合わせた言葉になっていて、それぞれの漢字の意味を知っていれば、ニュアンスがよく伝わってくる言葉です。

知悉の文章・例文

例文1.彼ほどこの会社に知悉な人はいない。
例文2.イギリスに留学していたおかげで、日常会話には知悉しています。
例文3.先生ほどの知悉ある人は、そういない。
例文4.向こうもこちらの戦法は知悉しているようだ。
例文5.科学分野に、ひと際知悉している博士です。
その道のプロという時にも使用されるのが、知悉というキーワードです。熟知している、全てを網羅している…という意味があります。

知悉の会話例

  • 会社に入ってまだ数か月、調子はどう?

  • はい。毎日が緊張の連続です。

  • そうか。新人の内に全てを知悉しようと思ってはいけないよ。一歩ずつ丁寧に山を登る事が肝心だ。

  • そうですね。精進します。

【文章5】オフィスに入って来た新入社員に、明るく声をかける上司。すべて完璧にこなすのは難しいと、悟りの言葉を与えています。失敗を覚えながら経験できる事も、多いもの。いきなり知悉を目指しすぎない事が、成功の秘訣かもしれません。

知悉の類義語

知悉の類義語として、悉知【しっち】、精通、熟知などがあります。「造詣が深い」も同じような意味にあたります。

知悉まとめ

知悉には「全てを知る」「細かく知っている」という意味があります。色々な事を究めようとすると、どれも中途半端になりやすいもの。ひとつの事に一生懸命になっていると、おのずと道が開ける事もあります。知悉という言葉に込められた奥深さに気付き「奥ゆきのある人」に近づきたいものです。

最新の記事はこちらから