「狼藉」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

狼藉(ろうぜき、ろうじゃく)

「狼藉」は”狼狽”と勘違いしやすい諺の一つですよね? ”狼”が付く言葉は災難がやってきたり、人間の本質を凶暴な狼に喩えるなど、あまり良く使われない印象があるので、今回の「狼藉」もその様に想像できますが実際はどうなのか調べてみました。

[adstext]
[ads]

狼藉の意味とは

「狼藉」の意味は以下の通りとなります。
(1)無法で荒々しい、乱暴な行いや振る舞い。乱暴や無法な態度や行為。
(2)物が乱雑で整理されていない、散らかっている。
(3)散乱している状態。秩序がなく乱れている。
(4)女性に暴力を振るう。非道、無礼、不埒など。
「狼藉」は無法、乱暴などと解釈するとしっくり覚えられそうです。そんな性格の人は大雑把なので、物なども整理出来ずに散らかっていると関連付けられます。野生の狼も凶暴なイメージがあるので、そこから上記のような意味に広がったのでしょう。因みに「狼藉」を使った四字熟語も有名で、代表的なものは「落花狼藉」「杯盤狼藉」「乱暴狼藉」などがあります。これらも基本的には、散らかっているや無法などの意味となります。「狼藉」と混乱しやすい”狼狽”は、慌てるやうろたえるという意味になります。

狼藉の由来

「狼藉」の由来は、古代中国の史記「滑稽列伝」に記されている漢語になります。”狼”には敷く、踏む、雑などの意味で、狼が寝る時に敷いた草の乱れ具合から、物が散らかっている様子も込めて「狼藉」という言葉が誕生しました。

狼藉の文章・例文

例文1.幼児虐待のニュースは大抵、夫が子供だけでなく妻にも狼藉な行為を取っている。
例文2.親友は成績優秀だが、部屋は驚くほどの狼藉振りで声も出ないほどだ。
例文3.実家に泥棒が入られた。その狼藉な行為に今でも思い出すと腸が煮えくり返る。
例文4.高校時代は不良だったので、教師などから狼藉な奴と邪険扱いをされていた。
例文5.ネットの掲示板にも、狼藉で常識やマナーがない者が多く、彼らの書き込みを規制できないのか悔しくて仕方がない。

「狼藉」は部屋が汚い、悪人や無法者等と解釈できるので、そのような例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

狼藉の会話例

  • この前、友達と旅行に行ったんですよ!

  • 良かったねー、楽しかった?

  • それがちっとも良くないんですよ。旅行は楽しかったけど、一泊して部屋に帰ってきたら、ペットの犬が大暴れで声も出ない程に大荒れでした。

  • そんなに部屋が散らかされたの? その犬は狼藉者だね(笑)。でも、きちんと躾けないと、そうなるよね。

旅行から帰ったきたら、愛犬の狼藉ぶりで部屋が散々な目にあっていたという会話です。

狼藉の類義語

「狼藉」の類義語には、「乱暴狼藉」「乱行」などの言葉が挙げられます。

狼藉まとめ

「狼藉」は、無法、乱暴、物が散らかる、非道、無礼などを意味する諺です。古代中国の史記「滑稽列伝」に由来する諺で、「落花狼藉」「杯盤狼藉」「乱暴狼藉」などの四字熟語も有名です。また、女性に対しての暴力なども「狼藉」と使われます。

最新の記事はこちらから