「漁火」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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漁火(ぎょか、いさりび)

「漁火」はまるで居酒屋やラーメン屋さんのイメージがありますが、実際には漁業の際のかがり火となります。最近では、女性演歌歌手の椎名佐千子さんが「漁火街道」という曲を発売した事や、漁火と付いた公園や飲食店が人気になり、それがテレビなどマスコミに取り上げられ、少しずつですが「漁火」という言葉そのものが注目を集めています。それでは、「漁火」についての解説を始めさせて頂きます。

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漁火の意味とは

「漁火」の意味は以下の通りとなります。
 (1)漁船での漁の際、魚を集める目的で夜間に焚くかがり火。
 (2)豊漁の為に魚をおびき寄せる炎。
 (3)魚を釣る為に船上で焚く火。
夜間の漁と時に船上では、魚をおびき寄せる目的でかがり火を焚くもので、これを「漁火」と言います。”ぎょか”や”いさりび”と読み、その時々でどちらも使われています。昔は”いさりび”としていたのですが、最近はどちらで詠まれても問題ありません。しかし、”いさりび”と読む場合は「漁り火」とする場合が多いです。

漁火の由来

「漁火」は元々は”いざりひ”とされ、それが”いさりび”になったとされています。その当時は松明で燃やし、それがいつからか電気を使った照明が「漁火」となりました。古くからの文献としては、万葉集の「能登の海に釣する海人の射去火~」の”射去火”が「漁火」とされ、また、日本の歴史学者・江馬務の「篝火」にも「漁火」の説明が残されています。

漁火の文章・例文

例文1.海釣りに出掛けると、運が良い時は漁火を見る事ができる。
例文2.漁師の父親にとって、漁火が明るいほど縁起が良いとされる。
例文3.漁の中でも、イカ釣りの漁火は明るくて有名だ。
例文4.漁火は周囲の船に、注意喚起をする目的もある。
例文5.魚も人間も明るいところが好きなのだ。だから、漁火が無くなる事はない。

「漁火」は漁の専門用語なので、例文もそのようになります。

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漁火の会話例

  • 漁火って、最初は分からなかったけど、字の如くの意味なんだね。

  • そうそう。漁の時に点ける火、今は照明だけど、だから漁火! 分かりやすいよね。

  • うん、これは昔の言葉だけどとても明確。他の漢字もこうなれば良いのに!

  • そんな事ばかり言わないで勉強しないとね。 大学留年しそうで、お尻に火がついている状態なんでしょう(笑)。

「漁火」の会話をしながら、最後は”火”をかけたオチとなります。

漁火の類義語

「漁火」の類義語には、「漁灯」「集魚灯」などの言葉が挙げられます。

漁火まとめ

「漁火」は、漁で魚を集める時に焚く火を指す言葉です。漁師や漁業の専門用語ですが、最近は飲食店や楽曲タイトル、全国の公園名称にも使われるなど、人気がある言葉になっています。元々は万葉集などにも登場する歴史ある言葉で、それが伝統的な漁業だけでなく、様々な分野でも使われるのは良いものです。

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