水入らず(みずいらず)

日本には他にも「水を差す」、「水と油」といった、水に恵まれ水と密接な関係を築いてきた日本人の風習が表れた水に関係する言葉がいくつもありますが、そんな水という存在を邪魔者扱いした表現の言葉になります。少し首をかしげたくなりますよね?
今回はそんな「水入らず」という言葉について、詳しく見てみましょう。

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水入らずの意味とは

「水入らず」とは、親しい間柄のもの同士で集まった状態を表した言葉になります。

水入らずの由来

「水入らず」というこの言葉。日本のお酒の飲み方が元になっている、相撲の用語が元になっているなど、由来は諸説あるのですが、由来の元となったのは「水不入」という形で三浦茂正という人が江戸の時代初期に書いた作品「慶長見聞集」にて「此謡を聞覚え、水いらす(水不入)の観世ふしを謡ひ」という一文で用いたことが始まりではないかとされています。

水入らずの文章・例文

例文1.あのご夫妻は息子も成人して家をでたので、毎日夫婦水入らずで暮らしている。
例文2.家族水入らずともいうこの穏やかさが何よりの幸せだ、と祖母が言っていた。
例文3.私達は水入らずの関係だから、何も隠さないで素直に言ってほしい。
例文4.水入らずの友達同士で北海道へ旅行に行くことにした。
例文5.一匹狼だった彼も今では私達と水入らずの関係となっている。

水入らずは仲がいい、親密である関係を表すものとして用いることができ、水入らずという言葉を使われたら基本的に喜んでもよいでしょう。

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水入らずの会話例

  • 質問者アイコン

    水津さんには水入らずの関係って言える人っていますか?

  • 回答者アイコン

    それってわざとですか?目の前にいるじゃないですか。

  • 質問者アイコン

    なかなか嬉しいこと言ってくれますね。今後また飲みに行きましょう!

  • 回答者アイコン

    今度は私が奢りましょう!いつにしますか?来月?再来月?

「私とあなたは水入らずの関係だ」と言ってもらえる人がいるのは幸せなことですよね。

水入らずの類義語

水入らずの類義語としては、「仲好小好(なかよしこよし)」や「気藹々(わきあいあい)」、「一心同体(いっしんどうたい)」などの言葉が挙げられます。

水入らずまとめ

水入らずと対になる意味を示す言葉として、水を差すという言葉があります。
人は誰しも特に大きな問題を抱えることなく、平穏に暮らしていきたいもの。ですが生きていれば様々な困難にぶつかってしまうのも、また必然というものです。
人生山あり谷ありでつらい時もたくさんありますが、どんな困難も明鏡止水の心で乗り越えていきましょう。

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