「横を向く」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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横を向く(よこをむく)

「横を向く」とは「嫌いや苦手な人にしてしまう無視や拒絶といった気持ちや態度」です。思春期などは好きな相手に思わず拒否したり、会話が続かない場合もあるでしょうが、大抵では嫌いな相手にするのが「横を向く」です。意識と無意識かはさておき、苦手な人があれこれ話しかけても話を真剣に聞かず、適当な相槌を打って誤魔化しますよね。そんな気持ちや態度の表れが「横を向く」です。

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横を向くの意味とは

「横を向く」の意味は以下の通りとなります。
 (1)無視する。拒絶する。相手にしない。
 (2)嫌いな相手に示す態度で、実際に横を向くだけでなく無視や反応しない事などの喩え。
「横を向く」は会話途中などで実際に横を向かれる事でもありますが、その多くは無視や拒絶された場合などの態度を表す言葉となります。例えば、話しかけても無視されると「声が届いているのに横を向かれた」、繁華街で怖そうな連中が前にいたので「横を向いて覚られないようにその場を離れた」といった風になります。よって、自分とは相容れない人に示したり、或いは逆に示される態度が「横を向く」で、「嫌い」と口に出すとトラブルに発展したりと余計に面倒なので、取りあえずは相手にしないでやり過ごす大人の解決手段や対応法ではないでしょうか。

横を向くの由来

「横を向く」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代の小説家・泉鏡花の著書「婦系図」(1907年)などに文言が記されています。

横を向くの文章・例文

例文1.父と母は互いに憎しみ合っているかのように普段は横を向く関係だが、時には新婚のように横になるのも早くこちらが気を遣ってしまう。
例文2.職場では全員から横を向かれるので、YouTuberになって鬱憤を晴らす事にした。
例文3.アパートに住む隣人は外廊下ですれ違ってもいつも横を向いているくせに、壁には何度もパンチをして煩いとアピールしてくる。
例文4.試合前の会見では気合や気持ちを殊更アピールするが、いざ試合が始まると横パスばかりでまったくゲームに関与できず、これでは日本で応援しているサポーターからも横を向かれる日も遠くないが、なぜか感動を有難うとマスコミは絶賛した翌週には大谷を取り上げている。
例文5.ずっと嫌われてきたので、初対面でも横を向かれる事に異常に敏感になったあげく、それならばとこちらから先に嫌うようになったので、今では無敵な存在だ。
「横を向く」を使った例文となります。

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横を向くの会話例

  • 俺どうも皆から嫌われている気がするんだよな。

  • 姉の私が断言するけど、そんな気じゃなくて、確実に横を向かれているはずよ。だって私だって弟じゃなかったら、半径500m以内に近寄って欲しくないし、こっちも近寄らない。

  • そこまでハッキリ言うかよ。でも、こっちは何も悪い事をしていないのに嫌うって、酷くない。く

  • 酷い事を酷いと思うのも、どうかと思うよ。でもね、実は私も会社で皆に話しかけても横を向かれてばかりよ。でも無視されるなんて、どうって事ないの。

人間関係が上手くいっていない姉弟の会話です。

横を向くの類義語

「横を向く」の類義語には、「そっぽを向く」「背を向ける」「洟も引っ掛けない」「軽視」「黙殺」などの言葉が挙げられます。

横を向くの対義語

「横を向く」の対義語には、「尊重」「重視」「注目」などの言葉が挙げられます。

横を向くまとめ

「横を向く」は嫌いや苦手とする相手を無視したり拒絶する行為です。そんな相手には顔を自然と逸らすので、そこから「横を向く」となります。好きな相手や興味がある相手には笑顔になったり正面を向けるのに対し、嫌いな相手に示す態度が「横を向く」となります。

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